本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
<< February 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
# 「六枚のとんかつ」蘇部健一
六枚のとんかつ (講談社文庫)
六枚のとんかつ (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 750
  • 発売日: 2002/01/16
  • 売上ランキング: 100357
  • おすすめ度 3.5


私がこないだ本屋に行った時のこと。それなりに大きな本屋さんで、
文庫コーナーも充実していて、ある平積みのスペースに直木賞特集が組まれていた。
佐々木譲氏と白石一文氏、そのお二人の文庫作品がずらっと並んでいて、
特に佐々木氏の作品は多いので見ごたえのあるスペースだったんだけど、
そのスペースの同じ一角の一番前に、なぜか一番多く並んでいたのが、
この「六枚のとんかつ」だったのだ。30冊くらい積まれていた気がする。
そして、何のポップも書かれてない。ただ積んである。ずらりと。

その本はすでに買っていて、「なんだかすごくバカミスらしい。」と
知っていた私は首をひねった。これってメフィスト賞受賞作よね。
直木賞とは残念ながらほど遠い作品のはず・・・。
まさか、佐々木氏の変名・・・?とまで思ってしまったのだった。
何も知らずにこの状態を見たら、直木賞受賞作(か受賞作家の作品)と
思ってしまう並びだった。入荷しすぎたから・・?確信犯・・・?

この本の一番の謎は私にとってはその本屋の平積みの謎であった。

なので、気になって、家に積んであったこの本を探し出して読んでみた。
(買ってなかったらうっかりあの本屋で買っていたと思う・・・)
続きを読む >>
| comments(2) | trackbacks(1) | 01:01 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
# 「絶対音感」最相葉月
絶対音感 (新潮文庫)
絶対音感 (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2006/04
  • 売上ランキング: 9414
  • おすすめ度 4.5


私は絶対音感持ちである。
6歳からピアノを習って、個人教師で音感教育はたいして受けていないし、
不真面目だったにもかかわらず、単音を聞き取る能力はいつのまにかついていて、
アニメの主題歌を譜面もないのにメロディだけ弾いたりしてた。
和音になると下の音は聞き取れない場合が多いので、かなり中途半端ではあるが。

絶対音感があると、メロディがこういう風に聞こえる。「チューリップ」だと
ドレミ、ドレミ、ソミレドレミレ。転調すると、例えばファから始めることにすると
今度はファソラ、ファソラ、と聞こえてしまうので、同じメロディなのに、
私の中では「違う!」ってことになる。なので、カラオケでも原曲キーでしか歌えず、
最近は歌える曲が少ない。宇多田やsuperflyでも原曲キー、って歌えるわけがない。
続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 01:09 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
# 「下りの船」佐藤哲也
下りの船 (想像力の文学)
下りの船 (想像力の文学)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2009/07/09
  • 売上ランキング: 139150


日本SF大賞の候補になったのではじめて名前を知った本。
(日本SF大賞は故伊藤計劃氏の「ハーモニー」に決定したようです。
おめでとうございます。改めてご冥福をお祈りいたします)
で、この本をきっかけに、ハヤカワ書房が「想像力の文学」というシリーズを
刊行しているのも知り、他にも1冊読んでみました(津原泰水氏の「バレエ・メカニック」)
どちらも私の陳腐な想像力など軽く飛び越えて、見たこともない世界に連れて行ってくれました。
すごいですねこのシリーズ。今後も読みたいです。

装丁、イラスト(写真?)部分は帯なんですかね。
図書館で借りた本は真っ白でした。いいですね、この装丁・・・。
続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:23 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
# 「文・堺雅人」堺雅人
文・堺雅人
文・堺雅人
  • 発売元: 産経新聞出版
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2009/08/28
  • 売上ランキング: 279
  • おすすめ度 5.0


堺雅人さんが最近大好きだ。
山南敬助、徳川家定には号泣させられたし、「南極料理人」で唐揚げを食べる姿や、
ドラマ「トライアングル」の上海での最後のシーンなんかでも泣かされてしまった。
私の中では「芝居で泣かせてくれる俳優さん」で、泣かされるほどの深い芝居を
見せてくれるってことは、すごいことだと思う。
続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:42 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
# 「永遠の森 博物館惑星」菅浩江
永遠の森  博物館惑星 (ハヤカワ文庫JA)
永遠の森 博物館惑星 (ハヤカワ文庫JA)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 798
  • 発売日: 2004/03/09
  • 売上ランキング: 129172
  • おすすめ度 4.5


地球の芸術品が一堂に会している衛星アフロディーテでは、自分の脳とコンピューターとに
直接接続した学芸員がいる。
メインコンピューターに接続できる上位学芸員の田代孝弘は、美術部門や音楽部門、
植物部門という組織のいざこざへの対応をいつも任されてうんざり。
例えばピアノだって、芸術的価値が高いと美術部門が出しゃばり、木材だからと植物部門まで
しゃしゃり出て、どこが担当するか収集つかない。
そんな場所にやってくる数々の有形無形の芸術たちに対峙しながら、
人と芸術の関わりについて考えたりしながら、温かい雰囲気に包まれる連作短編。
続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:06 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
# 「この世でいちばん大事な「カネ」の話」西原理恵子
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
  • 発売元: 理論社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2008/12/11
  • 売上ランキング: 171
  • おすすめ度 4.5


西原さんの本をちゃんと読んだのは実ははじめてです。
漫画からじゃなくて新書から入るあたり邪道ですよねと思いつつ。
この新書は「よりみちパン!セ」という、中学生や高校生向けの新書のシリーズらしく、
この西原さんの本も、子どもたちに語りかける口調で最後まで語られていました。
でも、とっくに大人になったはずの私にも、響くものがたくさんありました。
いや、むしろ、大人になって、いろんなことが見えるようになったからこそ、
響くのかもしれないんだけど。そうは思っても、子どもの頃に、一度出会いたかった本でした。
読んでも何もわからないかもしれないし、今も全てわかった、とはいえないけれど、
それでも小さい頃に出会いたかったな。
続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(1) | 00:22 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
# 「笑うヤシュ・クック・モ」沢村凛
笑うヤシュ・クック・モ
笑うヤシュ・クック・モ
  • 発売元: 双葉社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2008/11
  • 売上ランキング: 414596
  • おすすめ度 4.0


何気に注目している沢村凛さんがまた妙な本を出してくれました。
ヤシュ・クック・モって何!

しかし、この小説は大学時代の同級生5人が繰り広げる人間ドラマ、でした。
タイトルと表紙から奇妙なファンタジーかと勝手に思っていたら、ミステリでした。
ちょっと意外でした。
でも沢村さんらしいというか、一筋縄ではいかない独特さがありました。

続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(1) | 00:02 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
# 「国語入試問題必勝法」清水義範
国語入試問題必勝法 (講談社文庫)
国語入試問題必勝法 (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 470
  • 発売日: 1990/10
  • 売上ランキング: 13255
  • おすすめ度 4.0


清水義範がいかに面白いかは知ってるつもりだったのだけど、
そういや感想すら書いてないですね。うっかり読んでなかったみたい。
「偽史日本伝」とか読んだし面白かったけど、この「国語入試問題必勝法」を読むと、
ああこれが清水さんの本領発揮なんだな、って気がします。

とにかく笑えるので、電車では注意ですよ!本気で噴きそうになりました。
そして清水さんのはこれから読みあさらないと!と思いました。
それだけの威力があるレベルの高い短編集です。
続きを読む >>
| comments(2) | trackbacks(2) | 23:55 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
# 「アド・バード」椎名誠
アド・バード (集英社文庫)
アド・バード (集英社文庫)
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 950
  • 発売日: 1997/03
  • 売上ランキング: 132979
  • おすすめ度 5.0


その街は、すべてを食い尽くす虫たちに街ごと食い荒らされ、環境を守る過激団体たちに
電気供給を止められている荒廃した街。
そこに住む少年安東マサルは、弟の菊丸とともに、父を捜しにマザーK市へ向かう。
マザーK市までの道のりも、同じく虫で崩壊してあとかたもない街を横目にみながら、
崩壊した高速道路を歩いて渡り、時に危険な虫や動物に出会う命がけの旅路。
そこでキンジョーという変なおじさんに出会い、同行することになるが、
やっとたどり着いた街でキンジョーはアンドロイドとわかる。
その後の冒険も想像を超える生き物たちが次々現れる。彼らはマザーK市で父と会えるのか?
壮大なSF冒険活劇。日本SF大賞受賞作。
続きを読む >>
| comments(2) | trackbacks(1) | 01:16 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
# 「笙野頼子三冠小説集」笙野頼子
笙野頼子三冠小説集 (河出文庫 し 4-4)
笙野頼子三冠小説集 (河出文庫 し 4-4)
  • 発売元: 河出書房新社
  • 価格: ¥ 714
  • 発売日: 2007/01/06
  • 売上ランキング: 131362
  • おすすめ度 2.0


江國香織氏を読んですぐこれを読んだ。
江國さんの小説は端正でよく出来ていて、文章も読みやすいし綺麗だし小説としては
かなり完成形に近いと思う。偉そうだけど。
それを読んでから笙野頼子氏を読むと、その差が激しくて驚いてしまった。
しょっぱなから「タイムスリップ・コンビナート」である。
マグロと恋をする夢とか見てる。うわー。何書いてるかわからない。
ストーリーの起承転結とか流れとかそんなんどうでもいい感じに思える。
でもものすごく勢いがあって、なんかすごく面白く読んだ。

端正でよく出来た小説と、小説としてのかたちとかともかく文体とかの勢いで
とにかく読ませてしまう(そこには著者の計算が多分に入っていると思うが)小説、
私はどっちも好きだけど、最近は後者の方により惹かれるようである。
もちろん、私の感性と合う場合に限るけど。合わないとただの苦痛だったりする。
続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:29 | category: 作家別・さ行(その他の作家) |
NOW READING
ざれこの今読んでる本
Categories
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Profile
Search this site
Sponsored Links