本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「大誘拐」天藤真
大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)
大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 882
  • 発売日: 2000/07
  • 売上ランキング: 62248
  • おすすめ度 5.0


刑務所にいる健次、更生のために大金をせしめようと、和歌山の山林持ちのおばあさんで
幼少の頃に会ったことのある柳川とし子を誘拐しようと企み、仲間を二人集める。
いざ出所、とし子を誘拐に和歌山の山林へ。ガードの堅いとし子誘拐にはだいぶ手こずったが、
なんとか誘拐することができた。

しかしこのおばあちゃん、とんでもないおばあちゃんだった。
誘拐犯3人に誘拐のアイデアを出しまくり、果てには、5000万円でよかった身代金を、
「100億円にしろ」と言いだした。
そして、世界で一番身代金の高い誘拐事件は、マスコミや政府まで巻き込んで、
とんでもない騒ぎになっていく・・・。
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| comments(1) | trackbacks(0) | 17:38 | category: 作家別・た行(その他の作家) |
# 「リテイク・シックスティーン」豊島ミホ
リテイク・シックスティーン
リテイク・シックスティーン
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2009/11
  • 売上ランキング: 40455
  • おすすめ度 5.0


高校1年生、16歳。新しくクラスメイトになった孝子は沙織に言った。
「私、ちょっと前まで27歳で、16歳に戻ってきた」。
沙織はそれは冗談だろうと思うけれど、そんな孝子と過ごすうちに、
自分の将来について考えていく。孝子と沙織、それぞれの、
今しかない16歳の瞬間を描いた、青春小説です。
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| comments(0) | trackbacks(0) | 22:54 | category: 作家別・た行(その他の作家) |
# 「蹴りたい田中」田中啓文
蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA)
蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2004/06/10
  • 売上ランキング: 171523
  • おすすめ度 4.5


芥川賞候補作をせっせと読んでいるときに、ふと目にとまった本。
「あ、これも読まなきゃ」と手に取った。
間違っている。これは茶川賞受賞作である。

タイトルからしてダジャレなのは見てわかると思うけど、
ページをめくると「りさちゃんにも」と、よりによって綿谷りさちゃんにささげちゃってる。
中身はもちろん、表紙も裏表紙の解説も帯もすべてがネタ。
ネタもここまで徹底していると芸術だなあ、としみじみ感動してしまった。
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# 「月桃夜」遠田潤子
月桃夜
月桃夜
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2009/11/20
  • 売上ランキング: 27774
  • おすすめ度 4.0


日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
この賞の作品は久しぶりに読みましたが、相変わらずレベルが高くて、
のめりこんで読みました。すごかった。

奄美の海、小さな船で漂流している茉莉香。半ば自殺しようと思っている彼女に、
空を飛ぶ立派な鷲が話しかけてきた。彼の名は鷲=フィエクサ。
そして彼は茉莉香の持つサネンの水に誘われるように、昔語りを始める。
彼は待っていた、世界の終わりを・・・。
そしてこの作品を読み終えると、フィエクサのために、
早く世界の終りがくればいいのに、という、やりきれない気持ちになります。
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# 「魚神」千早茜
魚神
魚神
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2009/01/05
  • 売上ランキング: 173876
  • おすすめ度 4.5


遊郭がほとんどを占める汚染された島。本土に行くこともできずに人々は生きていく。
そこに白亜とスケキヨという姉弟がいた。美しい二人はいつかは売りに出されるのだけれど
幼い頃はずっと二人で生きてきた。二人で一人だった。
伝説の中で雷魚が愛した白亜と同じ名を持つ白亜は美しく成長し、スケキヨも美しく、
そして残酷さを持った少年となる。しかし二人に突然別れが訪れて、運命が狂っていく。

小説すばる新人賞受賞のデビュー作らしい。
表紙も好みだし面白そうだったので何気なく借りたんだけれど、これが当たり。
とてもデビュー作とは思えませんでした。
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# 「黒百合」多島斗志之
黒百合
黒百合
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/10
  • 売上ランキング: 62242
  • おすすめ度 4.0


昭和27年。14歳の進は、父の友人である浅木家の、
六甲山の別荘に預かってもらうことに。
そこには同い年の一彦がいた。彼と山で遊んでいたら、近くの別荘の少女、
香に出会う。二人は一目で香に惹かれ、そして3人の夏がはじまった・・・・

ほぼ全編、進が当時の日記をもとに、その頃の甘酸っぱい日々を思い出しているのだが、
昭和10年ベルリンでのエピソードや、女子高生の恋などが挟まっている。
そして夏が終わる頃に、ふと浮き彫りになるもう一つの物語・・・。

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# 「悼む人」天童荒太
悼む人
悼む人
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,700
  • 発売日: 2008/11/27
  • 売上ランキング: 431
  • おすすめ度 4.0


毒々しいゴシップ記事を書いている週刊誌記者が、妙な男と出会う。
新聞記事などを頼りに、見ず知らずの死者を悼む旅をしている青年、静人。
最初は怒りすら感じる記者だが、何故か彼への興味はつきない。
同じ頃、夫殺しで服役して出所した女が、夫を殺した現場でその青年と会っていた。
女は夫を殺した自分自身に迷いを感じ、ふらふらと青年についていく。
また同じ頃、静人の母は末期癌だが退院し、自宅での最後の生活をはじめていた・・・。

「悼む人」とその周りの人の様々なドラマを描いた直木賞受賞作。
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| comments(0) | trackbacks(0) | 23:04 | category: 作家別・た行(その他の作家) |
# 「赤めだか」立川談春
赤めだか
赤めだか
  • 発売元: 扶桑社
  • 価格: ¥ 1,400
  • 発売日: 2008/04/11
  • 売上ランキング: 2409
  • おすすめ度 5.0


立川談志の弟子、立川談春が描く自伝のようなエッセイのような本。

落語についてはミステリ小説やらドラマやらでも多く題材にされていて、
私自身、北村薫の円紫シリーズから興味を持ち始め、ドラマ「タイガー&ドラゴン」で
火がついたものの、落語ネタの小説は多く読んだけれど、実際の落語のDVDを借りて
聞いてみたらすぐに眠ってしまうというていたらくで、未だのめり込むには至っていない。
面白いと思うんだけどなあ。でもたぶん自分は、落語のネタが面白いと思うタイプで、
落語家の誰それがうまいとか良いとか、やっぱり「寿限無」は何々さんの落語でないとね、とか、
そういう風にはまるタイプではないようである。
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| comments(2) | trackbacks(1) | 23:57 | category: 作家別・た行(その他の作家) |
# 「草祭」恒川光太郎
草祭
草祭
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/11
  • 売上ランキング: 18535
  • おすすめ度 4.0


恒川光太郎さんの作品を読むのは「夜市」についで2作目、
「夜市」はよかった、と思っていたのになかなか他の作品を読まずにいたのだけれど。
今回この「草祭」を読んで、「夜市」の頃より遙かに凄味を増した作風になっていて驚きました。
怖いけどノスタルジーを感じて何故か温かい、その基本は同じでしたが、
自分の中に潜む悪意とか、触れてはいけない場所に触れてしまうような、
そんな根源的な恐ろしさを感じて鳥肌が立つ、そんな作品集。
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# 「十一月の扉」高楼方子
十一月の扉 (新潮文庫)
十一月の扉 (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2006/10
  • 売上ランキング: 166174
  • おすすめ度 4.0


中学二年の爽子、ある時突然見つけた建物に惹かれる。そこは十一月荘という不思議な名前。
家族が転勤することになった爽子は、少しの間だけその十一月荘で下宿することにした。
管理人の閑さん、個性的な女性の住人たちに囲まれて穏やかな生活を送りながら、
爽子は文具屋で見つけた美しいドードー鳥が表紙のノートに、物語を書くことにした。
十一月荘にいる今しかできない何かをやってみたかったのだ・・・

大事な時間のきらめきと未来への希望を描いたとても温かい作品。
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