本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「タイムスリップ明治維新」鯨統一郎
タイムスリップ明治維新 (講談社文庫)
タイムスリップ明治維新 (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 730
  • 発売日: 2006/07/12
  • 売上ランキング: 316496


あまり読書にがっつり集中できない時期ってあります。なんか読む時間が取れなかったり
重いものは読めなかったり・・・・最近そんな感じでした。でも本は読みたい。
そういうときに頼もしい味方、鯨統一郎さん。
「タイムスリップ森鴎外」はライトで読みやすいけど歴史も学べてミステリも味わえる、
とてもお手軽で楽しめる1冊だったので、第2弾を手に取ってみました。

「タイムスリップ森鴎外」は、森鴎外が現代にタイムスリップして今時の女子高生と過ごす話、
でしたが、今度は女子高生が幕末にタイムスリップしてしまうという逆パターン。
ちょうど日本史の試験勉強をしていた麓麗(ふもとうらら)、友達の七海にそっくりの者に
いきなり襲われ、混乱しているといつのまにか幕末にいた。桂小五郎に世話になっていたが
森の石松という謎の男と薔薇之介というふざけた名前の七海そっくりの男とチームを組む羽目に。
この幕末は支流で、幕臣の小栗が実は未来人で幕末の歴史を変えて一攫千金を狙っているのだが、
歴史を史実通りに動かして明治維新を起こさないと、うららは現代に帰れないのだ。
うららは無事に明治維新を起こすことが出来るのか?

思った以上にむちゃくちゃなことになっていて、ちょっと呆然としました。
こういう作風なのはわかって読んでるんですが、幕末に思い入れがあるし詳しいからかなあ、
いくらなんでも荒唐無稽すぎる!と思ったのが正直なところです。
世界の有名人が顔を出して、日本の歴史と世界の歴史がクロスするのは面白いなと思いましたが
いくらなんでもあの人はこないだろー、とか思ったし。
まあ、めちゃくちゃなのが売り?ですし、めちゃくちゃなのに一応筋が通っているのは
さすがによく調べてるなあ、と思ったので、ありなんでしょうけど、
今回は「なんでやねん」って思う回数がだいぶ多かった感じでした。

うららの性格もなんだか、処女だったのがいつのまにやらあんなことやこんなことに、で
お色気で歴史を動かす女になっちゃっててびっくりしたし。
現代に戻ったらチャラになるからってはじけすぎとちがいますか・・・・?

と、つっこみたいところは山ほどあって100%素直には楽しめませんでしたが、
気軽に読むはやっぱりいい作品でした。B級映画が好きだったらこういうのもいいかもです。

一番面白かったのは、やる気のなかった坂本竜馬(!)にあの本を読ませたら、
やる気が出ちゃったことかな。よりによってご本人にあの本ですか!みたいな。
卵が先かニワトリが先かみたいなことになっちゃってますよ。すごい発想です。
そこが一番笑ったわ。

わりと酷評っぽいですけど、なんだかんだいって、シリーズ第三弾「タイムスリップ釈迦如来」も
買っちゃったので、それなりにこのシリーズ楽しんでます。気楽に読めて、歴史に興味が持てる、
入門編にはいいかも、と思います。
正しい知識だけを覚えるようにすれば試験対策にもいいかも。
(間違えて覚えると痛い目に遭うけどね)
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:13 | category: 作家別・か行(鯨統一郎) |
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