本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「夏天の虹−みをつくし料理帖」高田郁
夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))
夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))
  • 発売元: 角川春樹事務所
  • 価格: ¥ 650
  • 発売日: 2012/03/15
  • 発売日: 2012/03/15
  • 売上ランキング: 190


待ちに待った続編。本屋で見つけて即買って、他の読書予定を変更して最優先で読みました。
小松原様と澪との恋の行方が大変気になる回でしたので・・・

しかし、料理人としてがんばってきた澪のことなので、料理をやめて小松原様と一緒になる、
っていう選択肢はないような気はしていました。っていうかそれ選んだらシリーズ終わるし・・
でも何かいい方法があるに違いない、と楽しみに読み始めた私でしたが・・・


最初から、悪い予想があたってしまう展開でした・・・。
予想通り過ぎて哀しくなりましたが、それでも小松原様には惚れ直しました。
立場の弱い澪の代わりに、全部自分で引き受けたその男らしさ・・・。すばらしい。

この先は展開がまるで読めないまま続きを読みました。
小松原様って素敵だったわ、って思いながら新しい恋と料理の道に進むのか、
小松原様との展開に逆転があるのか・・・。
と思っていたらダークホースの又次が登場。しばらくつる家を手伝うことになります。
又次からは渋いかっこよさがにじみ出ており、又次さんは野江さんに想いを寄せているけれど、
これはもしかして・・・だってかっこええし・・・、としみじみしていたところ、
思いも寄らない展開が起こり、危うく本を投げるところでした。

かわいそうすぎる・・・。

雲外蒼天、曇った日が続いてもいつかは晴れるよ、っていうメッセージを持った
作品なのは知ってるけど、曇りどころか大嵐で災害、被害膨大、って感じなんです。
ここまでどん底に落としてくれたんだから、あとはものすごく幸せになってもらわないと、
割に合わない気がしますよ。読者の私は怒ってますよ。
しかも続きが1年後って!私は怒ってますよ!!

まあ、ついこのシリーズは恋バナメインで読んでしまいますが、
恋愛の話だけじゃなくて、この物語は澪の料理人としての成長の物語でもあります。
今回は澪は匂いがわからなくなるというトラブルに見舞われます。
私も最近風邪をひいて鼻が全くきかなくなりましたが、そんな時に食べる食べ物は
美味しいはずのお菓子もご飯もどれも味気なく、寂しくなりました。
まずいご飯を食べながら澪の苦労を思い起こしていました。
私なんぞはまずいご飯作って食べてりゃいいけれど、料理人の澪はそうはいかない・・・。

でも、そんな逆境でも、いろんな人の助言を受けて、素直に成長していく澪の姿は、
けなげで素敵です。働く人として、見習わなければならないことが多々あります。
だからこそ、幸せになって欲しいんだけどな・・・・
神様(作者)は意地悪だよ、って今回ばかりは思いました。

そして、つらい時こそ、美味しい料理は心に沁みるんですね。それを思い出させてくれました。
ご寮さんが作ってくれた滋味重湯に、私も救われた気がしました。

今後は、ぱあっと晴れわたる空みたいな、すばらしい展開を期待しています。
ベタでいいんですベタで。だいたいベタベタのシリーズなんだから、リアリティとかいいです。
小松原様、どんな作戦を使ってでも、当時の慣習を無視してでも全然かまわない、
とにかく戻ってきて欲しいです。それだけです。
| comments(2) | trackbacks(1) | 10:35 | category: 作家別・た行(高田郁) |
コメント
>ベタでいいんですベタで。だいたいベタベタのシリーズなんだから、リアリティとかいいです。
ホント、ざれこさんに激しく同感!!
なんとかしてほしい〜。
| ワルツ | 2012/04/10 11:52 AM |

べたでもなんでもいいです。

澪には小松原様とし幸せになってほしいと追ってます。

野江ちゃんはあの大阪の料亭の後継ぎと一緒になってほしいと
思うのは、一読者としての切なる希望です。
| 澪大好き | 2013/04/28 12:42 AM |

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夏天の虹 みをつくし料理帖
・内容(「BOOK」データベースより) 想いびとである小松原と添う道か、料理人として生きる道か・・・澪は、決して交わることのない道の上で悩み苦しんでいた。「つる家」で料理を旨そうに頬張るお客や、料理をつくり、供する自身の姿を思い浮かべる澪。天空に浮かぶ
| 新・読書狂日記 | 2012/04/26 11:52 PM |
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