本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
<< January 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 「死にカタログ」寄藤文平 | main | 「新・日本の七不思議」鯨統一郎 >>
# 「新・世界の七不思議」鯨統一郎
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2005/02/24
  • 売上ランキング: 140546


「邪馬台国はどこですか?」の続編にあたる、歴史安楽椅子探偵ミステリ(?)。
とあるバーで繰り広げられる歴史談義から、長年の世界史の疑問が明らかになるシリーズ。
「邪馬台国はどこですか?」がとっても面白かったのに、この作品は置いてたんですけど、
三作目に当たる「新・日本の七不思議」を買ったのをきっかけに、読んでみました。

日本に来日中の歴史学者ジョセフは、美人歴史学者の早乙女静香と京都に行けるのを
楽しみにしていた。しかし、予定は毎日キャンセルされ、毎日バー「スリーバレー」に
集合させられ、そこで謎のライター宮田とバーテン松永と早乙女静香による
歴史談義に巻き込まれ、彼らの織りなす奇想天外な説に仰天するジョセフ・・・。
次第に、バー通いも楽しくなってくるジョセフでしたが、帰国の日も迫る。
さて京都には行けるのでしょうか。
アトランティスの謎、ストーンヘンジの謎、ナスカの地上絵の謎・・・
主に世界の古代史あたりの謎が、へんぴなバーで解き明かされていく様は相変わらず痛快。
世界史は得意ではない私でも、まずは宮田が初歩的な質問をしてくれて、
早乙女静香にぼろかすに言われながらも彼女が基本的なことはフォローしてくれるので、
謎にすんなり入っていけて、楽しめました。

ちょっと早乙女静香がぼろかすに言い過ぎなのが気になって仕方ないし、
いちいち話も止まる感じがするし、どうかなあ、と思ってたんだけど、
ここまで何でもかんでもこき下ろせる彼女がだんだん面白くなってきて、
最後は毒舌が癖になって、ないと物足りなくなっちゃいました。

モアイ像とか超有名だけど、どういうルーツかとか全然知らなかったから、
最初の知識だけでおおってなっちゃう私からしたら、この短編集は驚きの連続ではあったけど、
解決してみると、従来の価値観や思いこみが一蹴される感じがあって、ぞくぞくしました。
でも、「邪馬台国はどこですか?」の方が驚きが大きかった気がするのは、
私に日本史の知識(先入観とも言う)がそこそこあったからこその驚きだったのかもしれないね。
やっぱりベースの知識がある方が、最後のどんでん返しは楽しめるのかもしれません。

そして、最後の方になると、ただの連作短編に収まらない、全体がまとまっていく感じがあって、
それにもぞくぞくしました。まさか、世界の有名な遺跡などのルーツが、ねえ・・・
つい、身近を見渡してしまうような、そんな読後感を楽しみましたよ。
(読んだ人しかわかんないことを書いちゃったかな)

さて、ジョセフは京都に行けたのか?
そして「新・日本の七不思議」では宮田と静香の関係が変わる、と聞きまして・・・!
気になるのですぐに読んでみたのでした。感想は次回へ続く。

余談ですけど、バーだけに、毎回紹介されるカクテル談義も好きでした。
私はお酒飲まないですけど、飲む人だったら必ず飲みたくなると思うな。

| comments(0) | trackbacks(0) | 23:56 | category: 作家別・か行(鯨統一郎) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.zare.boo.jp/trackback/950867
トラックバック
NOW READING
ざれこの今読んでる本
Categories
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Profile
Search this site
Sponsored Links