本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「恋文の技術」森見登美彦
恋文の技術
恋文の技術
  • 発売元: ポプラ社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2009/03
  • 売上ランキング: 3209
  • おすすめ度 4.0


拝啓 これからこの本を読む方々へ。

お元気ですか。初めての方もいつもきてくださっている方も、
こちらにきていただいて感謝しております。

これを読むと手紙が書きたくなってしまうので、ついうっかり手紙形式です。
失礼しております。
あて先を森見様にしようかと思いましたが僭越なのでやめにしました。
で、この本のようにオモチロイ手紙を書きたい、と思ったのですが、
かけないのでやめにして普通に書いております。
こんな手紙が書けたらなあ!楽しいだろうなあ!でも作家になれちゃうなあ!
さてこの作品は全編お手紙です。守田一郎という男が書いた手紙です。
守田一郎は京都の研究室から能登に飛ばされ、鬼の指導者谷口さんに怒られながら
クラゲの観察をしている男です。京都から能登に行きましたが、
森見さんがいつも書いているようなどうしようもない男です。
そんな男が寂しさに任せてあちこちに手紙を送りつけます。
研究室の後輩、怖い女帝の先輩、家庭教師の教え子、妹、友人の森見登美彦氏
(守田一郎によると森見氏は彼のアイデアをぱくって作品を書いてるそうな)、
そして伊吹さんへの手紙は、下書きのまま何通も。

それだけの本ですが、涙出るほど、おなか痛くなるほど笑いました。
こんなに笑ったのは本当に久しぶりです。
皆様もくれぐれも電車では読まれませんように。息が苦しくなりますよ。

さて、守田一郎の手紙、それも一方的な手紙が延々続くわけですが、
それでも守田一郎の周りの人々が起こしている事件の顛末がわかっちゃいます。
そして守田一郎まで当事者になってしまう「おっぱい万歳」事件に至っては・・・
おっぱい万歳!!どんな事件かって、それは読んでください。
男は皆おっぱいが好きなんですよね。おっぱい万歳!(と何度でも言いたくなります)

大塚女史との攻防戦も手に汗握ります。大塚さんったら本当に酷いですけど、
守田一郎も相当のタマです。しかし大塚さんの秘密には驚かされます・・・!
そして見どころのある少年とのやりとりもほほえましく、
おっぱいのことしか考えていない後輩を叱る守田一郎も、やっぱりおっぱいの
ことばっかりです。おっぱい万歳(もういいですか?すいません)。
彼らの研究室をサバイバルするのは大変そうですけれど、
彼らの仲間に私も入りたくて仕方ありませんでした。楽しいだろうなあ。
大塚さんの手下になって一緒に悪いことをしたいです。あ、すみません、性悪で。

いやしかし何を差し置いても、守田一郎が伊吹さんに書いた「恋文」の
失敗作がこれがもう、抱腹絶倒でして。守田一郎がいちいち反省するのですが、
またそれが・・・。ああ思い出しただけでも笑えてしまいます。
あんな恋文しかかけない守田一郎に未来はあるのか?先を憂いてしまいます。

しかし、手紙を書く、ってことの、なんていうか、基本的な思いというか、
人はどうして手紙を書くのか、恋文を書くのか。恋文とは、何か。
そんなものの答えに、守田一郎はなんとなくたどりつきます。それが案外深いです。
それはなんか、メールにすっかり慣れきってもう美しい字が書けなくなった
私にも、ずんと伝わるものでした。
うまくいえないのが残念なんですけれど。ああ、語彙がほしいなあ。

私も昔、文通していたなあ。女の子とだったけど、純粋に、楽しかったこととか、
いろいろ、頑張ってキレイな字で、かわいい便箋を選んで、書いていました。
そして返事を楽しみに、ポストをのぞいて待っていました。
そんな頃を思い出してしまいました。

一方的な手紙形式でろくなドラマもないのにしっかり読ませる文章で
読ませる力はさすが森見さんだと思います。お世辞じゃないです。
中途半端に終わってしまうのがまたツボで、ハッピーな展開が想像できちゃうラストもステキ。
基本的には抱腹絶倒、しかしちょっとしんみり、ラブもほんのりとあって、
とってもラブリー!ラブリー!な物語でした。
あ、ラブリーの意味は読めばわかりますので。これも笑いのツボです。

ということで、明るくなりたいあなたにオススメしておきます。
恋文を書いてみたいあなたにもオススメしておきますけれど、
これ読んだからステキな恋文が書けるか、と言われたら、それは保証しません。
でも、コツくらいはつかめるかもしれません。

結局いつもの感想みたいになって、全然手紙っぽくなくなっちゃって、
ちょっと寂しいですが、お許しください。

では、これからもお互いよい読書を!

早々

ざれこ
| comments(4) | trackbacks(0) | 00:28 | category: 作家別・ま行(森見登美彦) |
コメント
森見さんらしく、可愛らしさ満載でしたね。
私も仲間に入れてもらいたい・・。
守田さんの妹辺りが狙い目かしら。

私は森見作品大好きで、もちろん全部読んでいるのですが、
実は読んでいる間はちょっと「かったるい」んです。
でも読み終わると、というか最後の2,3頁になると、俄然盛り上がって
読後感は「あーおもしろかった!」の一言に尽きるという。
一番好きな『有頂天家族』でも、同じパターンでした。

それにしても、森見さん結婚されたなんて、穂村弘さんに続く「裏切り」です!
軽くショックです。
でも、ファンだから読み続けます。

ざれこさんの書評も、シニカルな所も、ハートフルな所も、とっても好きで、
これまた勝手に西加奈子さんになんとなく通じるものを感じるのですが、やっぱり勝手な思い込みですね。
これからも楽しみにしています。
| つつつ | 2009/05/25 11:11 PM |

ほんとおもしろかったですね。
次回の金沢行きには天狗さんでハムを買おうと意気込んでいる私です(笑
| leaf | 2009/05/30 2:03 PM |

はじめまして、時々、読んだ本の感想を見に来させてもらっています。

森見さんの構成力はほんとすごいですね。

また、ざれこさんの感想を書く力もすごいと感心しています。初めて訪問したときには、感想サイトでこんなにしっかり書き続けている人がいるのかと驚いたのを覚えています。これからも感想たのしみにしています。

ところで、この本は、ほんと、おっぱいへの愛を感じる話でした。
ちょうどおっぱいバレーが公開された頃に読んでいたので、よりいっそう印象深かったのを覚えています。もちろん私もおっぱい大好きです。もう少し若かれば森田一派に加わり暗躍または大塚女史の餌食になってみたいところです。
| ざき | 2009/06/04 12:34 AM |

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