本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
<< January 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< たらいまわし・第23回「笑う門には福来たる! “笑”の文学」 | main | 「レッド・ドラゴン」トマス・ハリス >>
# 「ハンニバル」トマス・ハリス
ハンニバル〈上〉ハンニバル〈下〉

えーと、そうですか。最後は。そうなんですか。
「最後が映画と違うよ」と何人もに聞かされ、
「小説のほうがよかったよ」と言うおかしな友人達ばかりがいる私、
のせられて借りてまでして読んでみたのだった。

最後は話に聞いていたにも関わらず、けっこう唖然とする衝撃さだった。
でも、あれだけはしょりまくった映画だったら到達できなかった
高み、だったような気もする。
前作「羊」では記憶の奥のほうに深く深く押し入って、闇を目の前にして
終わった感じだったが(といいつつ記憶が薄れてるからもう一度読まないとだが)
今回はその闇の深くにまで入って入って、そうすると光がもれてきた、かのような
終わり方だった、ような気がする。
なんてさあ、凶悪連続殺人犯を捕まえもせずに終わってんのに、
どうしてこんな感想になるんだか、わけわからんよね。いやあ、すごいスケールだ。

そして私も小説のほうが断然好きである。

レクターもクラリスも、もう見事なほどの歪みっぷりで、
レクターが悲惨な過去からそこまで歪みきったのにはもう芸術性すら感じる。
彼は明らかにおかしいんだけども、その完成度の高さから、何の嫌悪も覚えないし、
なんだか素晴らしい人みたいに思えてしまうのだった。
これが実写だとむっちゃコワイのにさ。アンソニーホプキンズのせいで。
あ、でもホプキンズにも悪いイメージは全くない。不思議なことに。
で、ここまで魅力的な殺人鬼を現代に生まれさせてしまったこのシリーズって
どうなんだろ、って気さえする。ドラキュラみたいに伝説になるんじゃないの。大袈裟か?

こんなこと思う私っておかしいのかな?もう何がなんだかで。

この話は素晴らしいラブストーリーでした。
おぞましくて恐ろしくて、美しい。

そして、こんな本も売っているらしい。
レクター博士の嗜好(素晴らしく趣味がよさそうなのだが)について知りたければ。
タイトルが秀逸よね。ハンニバル読めばわかるけど。
ハンニバル・レクター博士の記憶の宮殿
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:16 | category: 海外・作家別ハ行(トマス・ハリス) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.zare.boo.jp/trackback/667817
トラックバック
NOW READING
ざれこの今読んでる本
Categories
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Profile
Search this site
Sponsored Links