本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「いしいしんじのキューバ日記」いしいしんじ

  • 著:いしいしんじ
  • 出版社:マガジンハウス
  • 定価:1260円(税込み)
いしいしんじのキューバ日記
livedoor BOOKSで購入
書評データ

キューバ、行きたい国の一つである。私はあまりヨーロッパとかアメリカの大都会より、
エジプト(やっぱりピラミッドは見ておかないと)とか、どっちかというと世界遺産系の
ところに行きたいんやけど、キューバでは音楽に触れたいなー。
なんか全国民がコンガを超人的に叩きそうなイメージがあるキューバ。
打楽器好きにはたまらないわ。弟子入りしたいなー。

といっても「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」すら見ていないへたれで、
キューバという国は地理的要件以上に遠い。知らないことだらけだ。
少しでもイメージがわくかなー。と思って、いしいさんのこの本を手に取ってみた。
いしいしんじのごはん日記としてWEBで連載されている日記から、
キューバ旅行記を抜粋して、更にいしいさんのイラスト、いしいさんと奥様の園子さんの
写真なんかが掲載されている、装丁もかわいい1冊である。
でも写真は実は猫とか犬とかロバとかばっかり(でも、かわいい。)で、
町並みが拝めるわけでもなく、地図が書いてるわけでもなく、挿絵も落書きみたいなもので、
全体的に、味はあるけど実用性はない。観光案内にはならないなあ。いいけど。

でも雰囲気はなんか伝わるのよねー。サラダは毎回同じ盛りつけで出てくるし
(それを凝りもせず毎回頼むいしいさんもステキ。)、やたら「マツイ、イチロー」とか
話しかけられたりとかして「あー。やっぱり日本人珍しいんやなあ」とか思いつつも
キューバの人のフレンドリーさに好感を持ったり。
でも人のものをすぐに「ちょうだい」って言うキューバの人、断ったら「なんで?」って
顔をするんだって。もらって当然と思ってるみたい。そういう国民性も、
なんかいしいさんが書くと好意的に思ってしまうのが不思議。いいなあ。

そして、やっぱり音楽は町中に溢れてるみたい。あっちこっちで演奏聞いてて、
音が鳴ってない場所が珍しいみたい。うわー行きたいなあって思いました。
園子さんが打楽器(クラリス、って拍子木みたいな楽器)をもらって叩いてたら
おじさんが教えてくれたりする。いいなーいいなー。

いしいさんの日記って初めて読みましたけど、なんかね、すごくゆるゆるとしてて、いい。
架空の猫を飼ってるみたいでいつも話しかけてるし、何でか知らないけど夫婦なのに
敬語でゆるりと喋ってるし、いしいさんの作品世界とあまり変わらない精神世界、
そして生活を繰り広げてるのだな、と思うと、すごいなという気もする。
こういう柔らかい目線で世間を見れたら、なんかゆったりと過ごせる気がして、
とても羨ましく感じた。

でも微妙にいろいろツッコミとか入ってるのが、関西出身者っぽくて、
けっこう笑えるところもあった。そんな激しいツッコミじゃないのがまたいいんだわ。

「ごはん日記」も手元にある。読んでみようっと。
そして、日記をちゃんとつけるのも悪くないな、って気もしている。
毎日ブログとかで記事を書いてるけど、ここでは読書感想ばかりだし、
某SNSでは愚痴っぽいし、リアルのブログでは(主に上司の)悪口ばかり・・・。
そりゃ心もささくれるってなもんで。
| comments(1) | trackbacks(2) | 23:37 | category: 作家別・あ行(いしいしんじ) |
コメント
こんばんは。
感じの良い素敵な旅行日記でしたね。
音楽が生で聴けないのが残念!と思いました。あ、でも現地で聞かんと雰囲気出んかな?

園子さんってやっぱり奥さんで良かったんですね。パートナーって感じの素敵な夫婦ですよね。写真は奥さんでしたか。なるほど。
| ちきちき | 2007/01/24 9:42 PM |

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エコレーヌ
エコレーヌ
| エコレーヌ | 2007/01/19 4:17 PM |
いしいしんじのキューバ日記
『いしいしんじのキューバ日記』いしいしんじ(マガジンハウス) 寒い場所から暖かい場所へ。音楽にゆさぶられ、ラムや葉巻の香りを吸いこむうちにキューバと「からだ」のリズムが合いはじめる。ノートには文章があらわれ、一日分の記述もふだんの日記の何倍にもふ
| ぼちぼち。 | 2007/01/24 9:43 PM |
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