本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「坂の上の雲」司馬遼太郎
坂の上の雲〈1〉
坂の上の雲〈1〉
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 1999/01
  • 売上ランキング: 823
  • おすすめ度 4.88


文庫で全8巻。長いです。読破には気合がいりますが、面白いから大丈夫。
私は母に薦められて読み始めました。

明治のはじめから日露戦争までを舞台として、
愛媛の松山で生まれた3人の男を主人公に話は進みます。
一人は俳人正岡子規、一人は日本騎兵を作った秋山好古、
もう一人はその弟で日本海軍の優秀な参謀、秋山真之。
俳人正岡子規は友人の真之の活躍も見ずに、短い生涯を終えてしまうが、
そこからがこの小説はすごい。子規には悪いけど・・・
日露戦争の様子が、非常に詳細に描かれています。すごいよ。

明治天皇が崩御したときに殉死した(と私の記憶では思われる)乃木希典、
彼が陸軍で旅順攻撃で実は大失態をおかしてたり(というか悪いのはその参謀だけど)
そんなこと全く知らなかった。明治時代、知ってるようで知らないのよね・・・

ロシアのバルチック艦隊、っていう当時世界最強の海軍が、
わざわざアフリカ経由で日本に攻めてくるんだけど、その大将が臆病で
ヨーロッパの海で、日本軍と間違えてイギリスの漁船をぼこぼこにしたり、
「え、これって全部実話?」ってくらい滑稽な話が次から次へと。
歴史を作るのは所詮人間、愚かなことの繰り返し。なんてことが痛いほどわかる本でした。

戦争のことがずっと描かれているんだけど、その事実を克明に、
その滑稽さも日常も包み隠さず描かれているものだから、
逆に「あーこんなばかなことしちゃ、あかんな」ってほんまに思った。
死体が山になって休戦して収容する、なんていう場面もあって、
そのリアルさが身に染みた。

こんな感想はほんの一例に過ぎず。得るものは多いと思います。
| comments(0) | trackbacks(1) | 00:34 | category: 作家別・さ行(司馬遼太郎) |
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| 時代小説県歴史小説村 | 2008/05/05 10:57 AM |
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