本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「麦の海に沈む果実」恩田陸
麦の海に沈む果実
麦の海に沈む果実
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 750
  • 発売日: 2004/01
  • 売上ランキング: 1,782
  • おすすめ度 4.46


「三月は深き紅の淵を」を読んですぐにこれを読んだ。
すぐに読むと既視感が私を襲った。ちょっと混乱してしまった。
「三月は深き紅の淵を」の第4章は、小説家の主人公が虚構と現実の狭間で揺らめく
様を描いている(ようだ)が、その虚構として出てくる理瀬の物語は、
この本の断片とも言える物語だったのだ。それが完全な形としてこの本に現れて、
私はまた同じ作品をなぞるようになる。よくできた予告編をみてから
すぐに映画を観るようなもんかな?
だから、あるシーンが現れて、登場人物達が普通にそのシーンを受け入れてる時に、
「え、それ、最初の方でやってなかった?みんな忘れちゃった?」とそっちに気が取られて、
「違う、前の本で出てきたんだ」という既視感が襲うのであった。
ちょっと間をおいて読んでもよかったんだろうけど、この世界にどっぷりつかるには、
まとめて読んで正解。「三月は深き紅の淵を」の世界観が更に深まりつつ、
新しいこの本の世界観に浸れるなんて、なんて贅沢なひとときなんだろう。
意地悪なことに、この本の登場人物である聖と黎二が、内側の方の「三月は深き紅の淵を」の
第三部にも出てくるらしいことが、外側の「三月は深き紅の淵を」の第2章に出てくる。

「私は聖のファンだったなあ」「いや、私は黎二兄さんの方が」

大変だ、「麦海」は「三月は深き紅の淵を」の一部なのか?と調べてみたけど、
内側の「三月は深き紅の淵を」の第三部は全く違う中身であるようだ。
ああ踊らされてる踊らされてるよ。何度も2冊の本を行き来して踊るのもまた楽し。
この作品「麦海」の文庫版の解説に、「三月」についての解釈が詳しく書かれていて、
私はまた最後に大混乱に陥るんですが。内側の更に内側?えーっと?
あーもう、いいのだ、わからなくても面白いからー。

しっかし、読んでない人には全くわからんね、この感想。すいません・・。
とにかく連動しまくってますからセット読みですよ、これから読む人は、「三月」「麦海」と
はじめてみましょう。といっても他にもいろいろと連動してるんですが、
今シリーズ読破してるところなんで、全貌がわかったらまた記事を追記します。

さて、関連はこのくらいにして、この本そのものについて。

3月に入学し、3月に卒業する中高一貫の学園。そこに2月の最後の日に編入してきた理瀬。
その学園では、3月以外の時期に編入してくる者が災いを呼び寄せる、と噂されていた。
自分は何故2月に編入したのかわからないまま、理瀬はいわくありげのファミリーに入れられる。
そこのメンバーは二人も行方不明になっていた。黎二のことが好きだったという麗子の行方は?
男性でもあり女性でもある謎の校長が、麗子の霊を呼び出すべく降霊会をやろうと言い出す。
そして理瀬にとりついたのはもう一人の行方不明者の功だった。そして、殺人事件が発生し・・

連続して起こる謎の事件を一つの軸に、そして学園での理瀬達の生活をもう一つの軸に、
ストーリーは進行する。事件の謎ももちろん興味はあるけれど、
理瀬たちの学園生活が活き活きと描かれていてそっちが興味深かった。
謎めいた美少女の理瀬、気の強い美少女であるルームメイトの憂理、
ハーフで天使みたいに美しい男の子ヨハン、ちょっとひねくれててぶっきらぼうだけど
優しい黎二、天才少年の聖、カリスマ的魅力を持った校長。
そしてヨハンや校長の取り巻きは性格の悪い女子達で、ヨハンたちが優しくする理瀬に対して
わかりやすいいじめをやってしまう。といった、いかにも、な登場人物達が繰り広げる
学園ドラマはそれだけで面白い。少女マンガみたい。
また彼らは曰くありげな子ども達で、地位のある親が育てられないような、
いろいろな事情を抱えて入ってくる。親から捨てられた子ども達がほとんどで、
その生い立ちが彼らの行動に陰影を落としている。その陰が見え隠れするところが、
なんとも言えない切なさと、魅力をかもし出しているのだ。
人によって意見は分かれるだろうけど、私は断然黎二が好きやわ。
いかにも少女マンガに出たらもてそうな、そういうキャラなんよね。
昔からこういうタイプが好きでねえ。とか熱く語ってしまいそうなくらい、
キャラがたってて、そういう意味でもどっぷりはまっちゃいました。
彼らの行事、五月祭のダンスパーティや演劇シーンも活き活きしてるし、
黎二の秘密の場所である図書館のデッドスペースで理瀬と二人窓辺を眺める、なんて
いかにも絵になるシーンとかあるし。ああ青春。黎二・・・。(ひどいな、この感想)

しかし(気を取り直して)これはしっかりした学園ミステリでもあるのだ。
校長の企み、理瀬の正体、麗子はどこにいるのか、そして何度も起こる殺人事件は
誰が犯人か、「三月は深き紅の淵を」という謎の本は誰が書いて誰が持ってるのか、
これでもか、と謎は山積みで、小さい謎が起こるたびに聖や黎二は集まっては
謎をといていってるけど、小さい謎が解けても、ずっと横たわる大きな、漠然とした
「何かが違う」って雰囲気が漂っている。
そして最後に全てが反転する。浮かぶ真相には驚愕する。
さすが恩田陸。少女マンガ的要素ふんだんの、れっきとしたミステリ。
贅沢三昧させてもらいました、的な1冊、なのである。

でも、真相がわかったときは、ステキな夢から覚めたみたいな、ちょっと哀しい
心持ちになった。ああ、そうだったんだ・・・。そうなのか・・・。
でも今後の理瀬がどうなっていくのか、ヨハンは、憂理は、と気になることは山積みで、
続きを読んでみたいという、飢餓感を伴う欲求が生まれたのも確か。
これはキャラが魅力的だからこその欲求だろうし、続きまでもぐいぐい読ませるその力、
さすが、と言うよりない。

次は「黒と茶の幻想」にいきます。
| comments(18) | trackbacks(19) | 16:38 | category: 作家別・あ行(恩田陸) |
コメント
その「もまれっぷり」がまるで我が事のように思われます(笑)。でもはまりますよね〜!私も再読したい。これは何度でも読みたい。文庫もそろってきましたし…。『黄昏』が文庫になったらまとめ買いしようかなぁ。(いつだ?!)
| chiekoa | 2006/04/19 5:52 PM |

うわーざれこさんのレビュー読んでたらまた読みたくなりました。
文庫本をセットで買うっていうのはいいアイデアだ。
| なな | 2006/04/19 9:43 PM |

chiekoaさん、ななさん
私は「黒と茶の幻想」文庫化を記念して、この際一気にいってしまおうと。「黄昏・・」だけは図書館にお願いしちゃってますけど、いい感じにそろそろ届きそうです。
あまり普段は同じ作家を立て続けに読むことはないんですが、これはまとめ読みがお得な気がします。もうどっぷりですよ。「黒と茶
」今読んでますが、「麦海」とのつながりがまさにでてきましたし。あああ。
| ざれこ | 2006/04/20 12:41 AM |

「三月シリーズ」にはまってますねー。このシリーズはリンクも、少女漫画のような世界も大好きなのですー。
「図書室の海」「青に捧げる悪夢」にも、確かリンクした作品が入ってます。
| june | 2006/04/20 9:20 PM |

juneさん
「睡蓮」は今日読みました。「殺人鬼の放課後」はもう入手済みです。「青に捧げる悪夢」は高いので、文庫を買いました(笑)
三月シリーズも後半にさしかかっています。早く読みたい一心ですが、なくなるのも寂しいですね。
| ざれこ | 2006/04/23 3:07 AM |

ざれこさん、こんにちは。
ざれこさんの、『麦・・・』と『三月・・・』はセット読みというのを拝見して、『三月・・・』を読みました。
リンクなども貼らせていただきました。これって、大丈夫?やってよかったのかな???
ざれこさんのステキな記事に申し訳ないかな〜とは思ったのですが、ついでにTBなどもしてみました。
もし、差しさわりがあるようだったら教えてね♪
| そら | 2006/05/01 12:11 PM |

そらさん
リンクありがとうございます。なんの問題もないですよー。TBもありがとうございました。「三月・・・」も気に入ってもらったようで、お薦めの甲斐あって、良かったです。
| ざれこ | 2006/05/03 12:05 AM |

問答無用で(だって、謎を提示しても必ず解明しないまま終わる作者だから)、作品世界に引き込まれました。
ところで、音楽に詳しいざれこさんは、作中に2回出てくる「レッツ・ダンス」がどんな曲かわかりますか?
絶対に、私が車の中で聴いている(80'sのCDが4枚分入っている)レッツダンスと、この本のイメージが合わないんですが。
| オプト | 2006/05/07 12:30 AM |

オプトさん
レッツ・ダンス、確か、ジャズのスタンダードでそういう曲があったような、と思って、曲は浮かばなかったけどあまり気にしてなかったです。
今調べて、恩田さんの好きなデューク・エリントンかと勘違いしてましたが、ベニー・グッドマンでした。まあ、雰囲気は似てます。試聴みつけましたよ。参考までに。
http://www.excite.co.jp/music/store/song/0077779286454/?dc=1&tr=1
デビッドボウイの方が有名ですよね。私はそっちをあまり知りません(笑)詳しいといってもむちゃくちゃ範囲狭いんですよね、私ってば。
| ざれこ | 2006/05/07 2:07 AM |

うわぁ、ありがとうございます。
ジャズのスタンダードというのがわかっておられただけでも、素敵。
違うと思いながら、デヴィット・ボウイの妖しげな歌声が頭から離れず・・・、あっちはタイトルに反して踊るには不向きですから。
| オプト | 2006/05/07 11:25 AM |

オプトさん
デビッド・ボウイのその曲はぼんやりとしか覚えていませんが、確かになんか雰囲気違ったような・・(苦笑)
音楽って、一度頭を支配されたら抜けられませんものね・・。お疲れ様でした。
| ざれこ | 2006/05/08 1:11 AM |

ざれこさん、こんにちは。
TBさせて頂きました。
「三月シリーズ」はまりますよね。
私もてっきり「レッツダンス」はデビッドボウイだとばかり思っていました。
私の「三月」のイメージは音楽的にはエンヤ(キンヤとちゃうで、エンヤやで)、映像的には拙ブログの写真のような修道院です。
| ジョンレモン | 2006/05/15 5:45 PM |

ジョンレモンさん
はまってますねえ。TBありがとうございました。
エンヤですか、なんかわかる気がします。崇高な感じで。そちらのブログの映像も、まさにそのものな感じで驚きました。行ってみたいなあ。あのお城。
| ざれこ | 2006/05/18 10:42 AM |

ざれこさん、はじめまして。

>でも、真相がわかったときは、ステキな夢から覚めたみたいな、ちょっと哀しい
心持ちになった。

ホント同感です。
私は、書店で「三月」と「麦海」のどっちを買おうか迷い、「『三月』はミステリらしい。『麦海』は学園ものでミステリ風味らしい。よし、『麦海』だ!」と思い、買いました。
けれど、途中で「ええっ!?」と気付いて「三月」も買いましたけど(ええ、踊らされてますとも!)。


※注 以下の文章には致命的なネタバレを含んでいます





私は、ミステリが苦手なのです。人の死をゲームかパズルみたいにしてる感じがどうも・・・。
反面、学園ものは大好き。
なので、上のような選択をしたわけなんですが・・・。

個人的には、あのラストはあんまりだと思いました。

周りの環境や自分の正体に戸惑っていた少女が、記憶を取り戻しただけで、性格までがらっと変わってしまうもの?
いきなり、「わたしはこの学園を支配するのだ」とか、思えるもの?
甘ちゃんな私には解りません。
みなさんは、どうですか?
| たび・がらす | 2006/06/07 11:39 PM |

こんにちは。
遅ればせながら、「三月」シリーズにはまってます。この浮遊感がたまりませんね。「黒茶」、「黄昏」も引き続き読書予定です。
| あおちゃん | 2006/06/26 8:07 PM |

こんばんは。度々お邪魔させていただいております♪
作者に踊らされているとわかりつつも、あちこちの話につながりがあって面白いですね。
本書のラストは私も悲しくなりました。
今後の彼女たちがとても気になるところです。
| tomekiti | 2006/07/16 8:26 PM |

こんにちは。ざれこさん。
このシリーズすごいですね〜!!
ざれこさんの解説に従って読み進めていきたいと思っております!

TBさせていただきました。
| ゆう | 2006/09/01 1:27 PM |

たび・がらすさん
なんと3ヶ月もコメントを放ったらかしてごめんなさい。気づくのが遅れました・・・。
お気持ちわかります。なんか私も、腑に落ちない思いでした。この物語にこのラストは、なんとなく・・・。
まあでも個人的に悪人が主役の方が心ときめくので(笑)、次作も楽しみにしてしまったのですが。

あおちゃんさん(こちらもまた放置!ごめんなさい)
もうすっかり全て読み終わったころですよねー。ほんまやられっぱなしました、このシリーズには。

tomekitiさん
こちらも返信遅れましたからもう続編なんか読まれてるんでしょうか?私も今後の理瀬がどうなるのかとても気になってます。

ゆうさん
ゆうさんは今からなんですね!これを一から楽しめるとは羨ましい限り。存分に楽しんでくださいねー。
| ざれこ | 2006/09/04 11:28 PM |

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