本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「ギリギリデイズ」松尾スズキ
ギリギリデイズ
ギリギリデイズ
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 550
  • 発売日: 2005/07/08
  • 売上ランキング: 10,824
  • おすすめ度 4.5


どうやら私にとっては今月は松尾スズキ月間のようで、
「クワイエットルームにようこそ」は1ヶ月も前から図書館に予約しているけど
まだ予約順位が一向に減らないのはまだ図書館が仕入れてないからだなあ、とは思いつつ、
とりあえず今か今かと待ってるし、最近オンラインDVDレンタルで届いた映画は
「恋の門」(予約優先順位は10位くらいだったのに、前の9位までに在庫がなかったのか、
これが届いてびっくり、運命?)だったし、松尾スズキが出演する夢も見たし(苦笑)
なんだか松尾スズキづいている。
なので、というわけでもないんだけど、ちょっと重い本を読んだ口直しに手に取ったこのエッセイ。
いやー爆笑。

松尾スズキが酔っぱらってネット上に垂れ流した文章が収録されてる、ことになってて
ほんまは酔っぱらってないんちゃうん、と思いつつ読んでたけど本当に酔っぱらっていそうだ。
文章が完璧に酔ってる。いいのかこれで。この酔っぱらいが日々綴るライブ感とでも言おうか、
そういうものが伝わってくる文面。ライブ音源を収録したアルバムみたいな感じ?違うか。

一見それは私たちにはわからない固有名詞のオンパレードだったりするのだが、
下にはもうええって、ってくらい脚注がついてる。俳優の宮崎吐夢がつけているこの脚注、
必要なのもあるけど、基本的には無駄だらけ。
たとえば松尾スズキが「深田恭子の二の腕に甘えたい。」と書いてると、
すかさず脚注がついてる。
深田恭子:顔パンパン。
・・追い討ち?
そして天海祐希の脚注。
天海祐希:CHAGE&ASKAファンなのに美人。
・・・「なのに」って何?
そんな、主観だらけの脚注が下にがんがんついてるのだ。
あとは小日向文世氏とリアップの話で盛り上がったときの脚注。
リアップ:『・・・効かなかった』(松尾談)

なんていうか、この脚注と本文のコンビネーションが非常に面白く、
とにかく笑いっぱなしだった。つうかどっち先読んだらええねん。みたいな。
気が散ってしゃーないんやけどさ。

松尾スズキ、すごい人だしむっちゃくちゃ忙しいんだけど、
妙にミーハーで、芸能人っぽくない。「今日も深津絵里さんと会う。」とか、
そういうことを嬉しそうに書いている。その「わーい会っちゃった〜」ってのが
ライブ感ある文章で伝わってきて、「嬉しそうやなあ、ええなあ」と素直に思えたり。
何故かこっち寄りな感じ、で親しみやすくなってしまう。

でもちゃんと、こうやって私みたいにネットで文章垂れ流して
ほくそえんでる奴らへの警告も忘れない。
俺は文章書いて金もらってるし、それなりの仕事してるわ、っていう自負心が
あちこちに垣間見えて、なんだかすいませんな気分になった。

私が仮にここでさ、まあ仮に深田恭子のファンだったかなんかして、
それだけの理由でこのエッセイをけちょんけちょんにけなしたとするやん?
こっちは金もらってもないし好き勝手書いていい、そういう権利はあるわけだけど、
ええ加減な理屈で好き勝手書かれたプロの作家とかエッセイストは、
そりゃたまらんよね。とか思ったりもするわけで。
誰も私のブログごときでプロが文句言ったりしないだろうし相手にされないけどさ、
それでも好き勝手解釈垂れ流していい気になってる、って思われても仕方ないな、と。
趣味だろうが金もらってようが、自分の文章には責任を持ちたい。
なんて、ふと思ってみた。すいませんでした(だから誰に謝ってる?)

かなり電車で読むのは危険なエッセイだが、
あそこ、松尾スズキの「君が代論」。腹よじれるほど笑ったわ。
その論をぶちかましてるときの文章のリズムのよさ。キレ。非凡ですよ。
滑稽な君が代が頭の中をぐるぐる回り、裏声の男がシャウトする声まで聞こえてきそうな。
あーおもろ(思い出し笑い中)あれ読むだけでもこの本買う価値あるわ。ほんま。

河井克夫氏とのネット上の戦い、なんかも興味深く読んだが、
結末はちょっと拍子抜け、というか。ちょっと微妙にがっかりというか。
ああ、怒らせちゃったのね、みたいな。私じゃないけどさ・・・
ってちょっと思いました。

ああ、あと、あとがきの水野美紀。面白いわこの人。
はじめまして。「きれいなおねえさん」じゃないほう、「代議士の妻」じゃないほう、代議士と結婚してさらに世間を混乱させてやろうと密かに企んでいるほうの水野美紀です。

いい自虐趣味してるよね。ジョーの元彼女だしちょっと複雑だったけど、
見直しましたわ。(何様?)
こういう人に解説書いてもらえて、日々楽しげな劇団員や脚注家?に囲まれ
怒涛のように仕事している松尾氏のとんでもない日々、をうらやましく思いました。

私も眠いからちょっと酔っ払い的文章ね。失礼しました。
なーにが自分の文章に責任もちたい、だか。はは。
| comments(0) | trackbacks(1) | 02:00 | category: 作家別・ま行(松尾スズキ) |
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スズキ釣り
最近めっきり釣りから遠ざかっているので、昔の釣り日記書きたいと思います。もう何年も前の話ですが、スズキがどうしても釣りたくてあちこち釣果情報をみて、”昨日泉南のどこそこで釣れてました”と聞けば行き、”泉佐野では、70センチ級のスズキが・・・”と聞けば
| 僕と彼女と彼女の釣り日記 | 2006/12/30 5:17 PM |
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