本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「バスジャック」三崎亜記
バスジャック
バスジャック
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2005/11/26


バスジャック特設サイト

「となり町戦争」の三崎さんの第2作目。皆さんの感想は見事に賛否両論。
絶賛か、がっかりか、どっちか。それですごい気になっていた本。

「となり町戦争」って、読むと「なんかすんごい小説やな」ってわかるんだけど、
正体不明な部分が多くあったと思うんですよ。いきなり出てきた浅田真央みたいな?違うか。
この作家はそもそもどういうジャンルで将来どうなってくのか、
自分の中でのカテゴリ分けができないというか、どこに座ってもらったらいいかわからない、
そういう落ちつかない感じがあった。シュールな世界観、だけどリリカルな恋愛、
なんとも不思議な小説だったのだ。

で、第2作目。なるほどね。基本的には「となり町戦争」と作風は変わらない、と私は感じた。
シュールさと繊細さの絶妙な同居。
しかし短編になって、そのシュールなエキスが濃厚に漂いだして、
私にはこれは楽しい変化だった。
シュール大歓迎です。もともと筒井康隆で育った人ですから。はい。
3ページほどの短い短編もあれば、本の半分を占める短編もある。ジャンルもばらばら、
多彩な作風をみせつけてくれているが、共通点がある。
日常生活に、一つだけ非常識なものを取り入れる。例えば「二階扉」とか。
その非常識こそ常識と思っている人種と、それに取り残されている人達を配置して
(その世界自体が非常識で、読者が取り残されることもある)そのギャップがもたらすシュールさ。
これは全作品に共通している気がする。

非常識なのにマニュアル化されていたりして、その世界では非常識が常識になってる。
常識って、時代が変わればどんどん変わっていくじゃないですか。
戦国時代に人の首斬り落として腰にまいてたりとかしたじゃないですか。
今じゃありえないじゃないですか。だから「戦国自衛隊」が面白かったりするじゃないですか。
そういうおもしろさ、そして今の常識にひたってるだけじゃいけない、本当にそれでいいのか?と
問いかけられている気がする。そういうおもしろさを感じた短編集。私は好きだなあ。

以下、短編ごとに少しずつ感想。こうやって眺めると多彩さも際だちますね。
基本はシュールかつリリカルなんだけど、シュール度合いが強いか、繊細な部分が強いかで
まったく違う表情を見せてます。
全体的に、短編は無駄があったり、長編は物足りなかったり、といった部分も
目につきましたが、それでも上手さを感じる短編ばかりでした。


「二階扉をつけて下さい」
ここでは非常識は「二階扉」。回覧板で「二階扉をつけて下さい」と指示がまわっていて、
督促された夫は早速つけることにするが、用途も付け方もわからない・・・

コメディタッチだしオチは読めたものの、普通に生きていたらいきなり周囲が変わってしまっている、
そんな怖さ、薄ら寒さを感じる作品。

「しあわせな光」
双眼鏡で自分の家を覗くと、過去の幸せな光景が見える・・・
たった3ページ程度の短編ですが、完璧なまとまりで、そしてほっと心に火がともったような
そんな読後感。とても優しくて美しい短編。うまい、うまいわ。

「二人の記憶」
つきあっている二人の記憶がずれていく。彼女の記憶と僕の記憶が全くかみ合わなくなってきた。
それでも、最初に出会ったあの記憶だけは・・
ストーリーは一番印象には残らなかったんですが、こういうことってあるよなあ、と思うと
あまり非現実とは言えないのが怖い。「この店一緒にきたよね」「いや、俺はきたことない」
なんてことはざらにありません?記憶のあやふやさを怖く感じました。

「バスジャック」
最近バスジャックがブームである。というシュールな一文から始まる今作、
バスジャックが娯楽として期待され、規制のためにマニュアル化され形式化され
面白くなくなる、という過程をとても面白く読んだ。どんなに刺激的なことでも、
量産されマニュアル化されてしまうと全く面白くなくなってしまう。
これもオチは読めたが、一番にやりとさせられた一編。シュールだなあ。

「雨降る夜に」
これもショートショートです。ある日僕の家にやってきて僕の本を借りていく女性。
そのやりとりが微笑ましく描かれてます。本好きにはちょっと嬉しい一編。

「動物園」
動物が不足する動物園で、特殊な任務を行っている私。ある動物園でそれを行い、
飼育係と仲良くなりつつ、自分のこれからを考える・・
特殊な任務、ちょっとさすがに無理がないか?って思ったけど、それもしっかりと
マニュアル化されて描かれてるので、押し切られた感じだった。ディテールをきっちり
決めて書いているのがわかって、凝ってるなあと。入り込みやすい。

なんとなく、檻の中で生きているような気がする27歳キャリアウーマン。
彼女の(特殊な)仕事に対するプロ意識や、でも何か抜け出せずにいる心境など、
共感できる、あるいは見習いたい部分も多かった。
「バスジャック」もだけど、マニュアル化された日常から抜け出せ、新しい常識は
自分で作るものだ、そんな前向きなメッセージをもらえた気がする。

「送りの夏」
動かないマネキン人形のような人間と暮らす人々が、ある別荘に集まっている。
その哀しい暮らしを、母を追ってやってきた小学生の麻美の目をとおして描く。

涙なしには読めないですね。これ。哀しみを受け入れられない人達の静かな生活、
その不思議な生活を受け入れる麻美。静かな中に哀しさが空気のように漂っていて、
夏の暑さと、ひんやりした感触が同居する、雰囲気のある一編。

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| comments(16) | trackbacks(16) | 18:12 | category: 作家別・ま行(三崎亜記) |
コメント
ざれこさん、こんばんは。
やはり、筒井康隆を感じますよね。
各短編の着想の凄さにはしびれました。
| bibliophage | 2006/02/27 8:17 PM |

個人的には、ちょっと心配な作家のひとり。なんか、器用貧乏的なところありませんか?
ショートショートは秀逸。あとは「動物園」かな。
「送りの夏」は不謹慎ながら、粗大ゴミ投棄でないかい?と妙なトコにひっかかってしまいました。
| すの | 2006/02/27 9:14 PM |

ざれこさん、こんばんは。
この本賛否両論なんですね。
知らなかった。

常識の中の非常識がきっちりと形になっていて、「あぁ、こんな世界もあるかもな」って思えました。

長編も短編も読んで、次の作品が気になるところです。
| なな | 2006/02/27 10:26 PM |

ああ、そっかあ。筒井康隆だ!
誰かに似てるなあ・・・この懐かしさは誰だっけ?
って考えていたんです。
わかってよかった♪ありがとうございました。
| ゆうき | 2006/02/28 12:13 AM |

あんまりいい感想は書かなかったんだけど、
ざれこさんの感想を読ませていただいて、
自分とはまったく違う感想に、
そういう読み方もあるのかーと目ウロコしちゃいました。

いかに小説を楽しむか。楽しんだもの勝ちですよね!
できることなら読んだ作品すべてを
楽しみながら読みたいです。
(筒井康隆を読んでこなかったので、
懐かしさを感じられないのが残念無念です)
| 七生子 | 2006/02/28 8:05 AM |

bibliophageさん

「バスジャック」とか、まさに筒井康隆風でしたね。
ま、筒井康隆の方がいっちゃってますけどね。

個人的には、ちょっと心配な作家のひとり。なんか、器用貧乏的なところありませんか?
ショートショートは秀逸。あとは「動物園」かな。
「送りの夏」は不謹慎ながら、粗大ゴミ投棄でないかい?と妙なトコにひっかかってしまいました。

すのさん
器用貧乏かあ。確かに、とりあえずいろんな話を書いてみた、って感じですかねえ。
方向性が定まってないというか。
「送りの夏」路線じゃなくて(他の誰かでも書けそうだし)「動物園」路線で
落ち着いてきたら面白いかなあ、と私は思うんですけど。いまんとこまだわかんないですねえ。
「送りの夏」はファンタジーと割り切って読んでたから気にしなかったですけど、
確かに犯罪かも(苦笑)あれももっと長編ならいろいろ書けたんでしょうにね。

ななさん
なんか、辛口批評と絶賛批評とどちらも読んで気になってたんですよね。
非常識な世界なんだけど、ちゃんと作りこんでたから面白かったですよね。
私も次回作が気になります。次はどっちに転ぶのかなあ。

ゆうきさん
そうそう、筒井康隆ですよねえ。中学高校と彼を読んで育った私なのです。
三崎さんが「バスジャック」風を極めて筒井風に転んでも大歓迎なのです。

七生子さん
私こそ、皆さんの感想を読んで「鋭いところをつくなあ」と感心していたところです。
甘いんだよなあ・・・私の読み方は。楽しめるのはいいんだけど、
いつも褒めすぎなんですよね。大きな声じゃ言えないんですが、
実はあまり私の感想は信用しない方がいいのです(笑)

私は筒井康隆で育ってしまった人間なのですが、あまりそういう人もいないと
思うし、女としてどうかと思うので(笑)、気にしなくて良いと思いますよー。
| ざれこ | 2006/02/28 9:06 AM |

こんにちは。
この作家さんの感想は自分の中のどこに収めていいのか、って感じ、分かる気がします。

私も誰かに似てると思ってたのですが、筒井康隆さんか。なるほどなるほど。

今後の作品がどうなっていくのか気になる作家さんです。
| momo | 2006/02/28 6:59 PM |

momoさん
そうそう、「となり町戦争」のときは、この作家さんが好きか嫌いかもいまいちわからなかったんですけど、今はとりあえず好きかなあ、と(笑)でもまた次回作でどう転ぶのかわかりませんよね。楽しみです。
| ざれこ | 2006/03/02 12:11 AM |

こんばんは。おひさデス〜
今頃読了しました。
シュールな設定がおもしろかったです。
ざれこさんの「動物園」の感想、
>なんとなく、檻の中で生きているような気がする27歳キャリアウーマン。
っていうの、なるほど!!檻の中でしか彼女は生きられないのですね。ワタシも彼女のプロ意識、すごいと思います。
| chihana | 2006/05/30 8:12 PM |

chihanaさん
お久しぶりです。この本けっこう好きです。筒井康隆っぽいかと思ってましたが、最近村上春樹を読んで、やっぱり春樹とこの作品似てるかも、と少し思っちゃいました。
「動物園」の女性、仕事は特殊だけど専門職のプロとしてかっこよかったですよね。
| ざれこ | 2006/05/31 12:22 AM |

わたしはどちらかというと否定的な感想を書いてしまったのですが、
「二階扉をつけてください」といい、「バスジャック」といい、
インパクトがありました。
ざれこさんがおっしゃる通り、「送りの夏」路線より
「動物園」路線で書いていって欲しいですね・・・
| tamayuraxx | 2006/06/03 4:18 PM |

自分の中で賛否両論というところでしょうか。評価が割れるのが良く分かりました。
TBさせていただきました。
| ひねもじら 乃太朗 | 2006/07/02 6:30 AM |

tamayuraxxさん
インパクト強い本ですよね。まあまあちゃう?ってわけにもいかず、褒めるかけなすか、どっちかの感想に収まってしまう感じもします。
そう、「動物園」路線歓迎、なのです。次回作に期待。

ひねもじらさん
でしょう?賛否両論、わかるでしょう。なんか読んでても感想書いてても落ち着かない本よなあ、って気もします。この作家、だいぶこれで私は好きなりましたが、絶対評価はまだ次回に持ち越し、って感じかなあ?
| ざれこ | 2006/07/03 2:26 AM |

個人的には絶賛か、がっかりかといったら…どっちでもない感じかしら(笑)。でも感触としてはよしです。だって次も絶対読むし…。一冊で「もうこれはあかん」ってなる本だってありますからね(笑)。
| chiekoa | 2006/12/13 6:23 PM |

ちえこあさん
そう、なんかわからんけど次も絶対読みますよね・・・。私にとってもそんな作家さんです。ええ、1冊でだめになる作家もたくさんいますから、いいのですそれで(笑)
次は「失われた町」ですね。楽しみ。
| ざれこ | 2006/12/17 1:16 AM |

なんだか今頃という感じがして、ちょっと恥ずかしいですが、読みました。

私は「二人の記憶」が好きです。終り方が少し唐突で、余韻が残るのが好きです。「バスジャック」がよくわからなくて、一番苦手です(苦笑)。「二階扉〜」でニヤリとしました。
| chiro | 2007/07/19 9:11 AM |

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