本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「火車」宮部みゆき
火車
火車
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 900
  • 発売日: 1998/01
  • 売上ランキング: 2,201
  • おすすめ度 4.46


宮部みゆきの代表作でしょう。誰も異論ないと思う。
2回も読んだ推理小説は、初めてです。答えがわかってるのに、もう一度
読んでしまった。優れた人間ドラマでもある。

休職中の刑事が、ある日行方不明の女性を探すことになった。
調べていくうちにわかる、その女性の数奇な運命。すごい人生。
これ以上不幸な人生ってあるのかってくらい、かなり不幸。
でもその女性は、その不幸から逃れたい、逃げたい、幸せになりたい、と
ありとあらゆる手段を使ってもがいている。そのさままで、調査で明らかになっていく。

でも本当にすごいのは、その主人公が、一度も登場しないってことだろう。
さすが宮部みゆき。(・・そんなことばらしていいのか?)

でもその人にすごく会いたくなる小説なのです。
会ったら、よく頑張ったねって言いたい。
で、私も貪欲に幸せを探しますとも伝えたい。

哀しい話のはずなのに、そういう意味でとても勇気の出る本でした。
| comments(6) | trackbacks(10) | 10:54 | category: 作家別・ま行(宮部みゆき) |
コメント
はじめまして。(かな?)
ちょっと古い記事にTBさせていただきました。

僕もこの本、2回読みました。
なぜか突然読みたくなって、本棚から引っ張り出したんです。
でも、最初に読んだのが7年くらい前でしたので、そこそこ新鮮でした。

すばらしい人間ドラマですね。
文句なく、宮部みゆきの最高傑作だと思います。
主人公が一度も登場しないってこと、初めて気付きました。
| thre salaryman | 2006/04/01 10:15 AM |

あの後、事実としてどういう事情が浮かび上がってくるのか、
お父さんは・・・彰子は・・・
どうやって話しかけたのか・・・
いろいろ気になりますね!

現代と比べると多少古い感じはしますが、
時代を表していて、かつ今も大事なことは変わっていないような気がします。
| 斎藤れい | 2006/07/10 10:53 PM |

斎藤れいさん
終わってから、が気になる小説ってなかなかないですよね。今読んだら多少古いんでしょうけど、それでもいつ読んでも素晴らしい稀有な小説だと思います。
| ざれこ | 2006/07/11 1:23 AM |

はじめまして。

私も『火車』を読んだばかりで
あちこち読んだ人の感想を見て回っているのですが

>よく頑張ったねって言いたい。

おお、こんな感想はじめて見ました。
思わずコメントを残したくなりました。
| Kouichirou | 2006/08/15 11:43 PM |

Kouichirouさん
はじめまして。コメント&TBありがとうございます。
え、変ですか?(笑)応援すべき人かどうかは人それぞれでしょうが、私はなんか、彼女に共感しつつ読んでたので、ついこんな感想になってしまいました。
2回読みましたけど、また読みたくなってきました。いい作品でしたね。
| ざれこ | 2006/08/15 11:55 PM |

火車をTBさせていただきました。

「告白」気になってたんですが、面白そうですね。
今年も色々参考にさせてもらいます。
| mikey | 2009/01/19 1:54 AM |

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