本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
<< February 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
<< 「掌の中の小鳥」加納朋子 | main | 「いちばん初めにあった海」加納朋子 >>
# 「螺旋階段のアリス」加納朋子
螺旋階段のアリス 文春文庫
螺旋階段のアリス 文春文庫
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2003/11/08
  • 売上ランキング: 138644
  • おすすめ度 4.0


早期退職優遇制度に乗って探偵になってしまった50男と、
17歳にしか見えない20歳(自称)の探偵助手安梨沙、の二人が
事件を解決する、連作短編集。

うーん、正直言って設定にどうも入り込めなかったなあ。
早期退職優遇制度なんていう超現実的な制度を使って
(起業を1年間支援するって制度らしいんだけど。あるよね実際)
いきなり探偵になってしまう男、も現実感あるのかないのかわからないし、
安梨沙のキャラクターが不思議すぎて、そして20歳と50歳の組み合わせでは
どうもロマンスも想定しづらく(ロリコンやんか)、
それでなかなかこの探偵たちには魅力を感じ得なかったのが、
残念といえば残念。
こういう短編集は探偵の魅力が命だからなあ。

でも連作短編らしく、だんだんと安梨沙の正体がわかってくるあたりは、
面白かったりするんだけどね。

事件は些細なものから殺人事件?てなものまであって、
それらに安梨沙は見事な推理をみせてくれるのであるが、
(予想通り50男はワトソン役である)
結末は実際哀しい事件の方が多かったんだけど、
それでもなんていうか、犯人含めて人物が全部結局はいい人、で描かれてるから、
哀しい結末でもぱさぱさした感じはせず、温かくなれるのが、
この作家の持ち味だなあ、と思いました。
「最上階のアリス」なんかはまさにそんな感じです。

小粋な語り口で一つ一つがちょうどいい長さなので、
お風呂で少しづつ大事に読みました。
| comments(0) | trackbacks(2) | 02:24 | category: 作家別・か行(加納朋子) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.zare.boo.jp/trackback/224361
トラックバック
螺旋階段のアリス (加納朋子)
7編からなる連作短編集で、サラリーマンから探偵に転身した熟年男とミステリアスな美少女ペアが繰り広げるファンタジックなミステリーなんですが、この時点でかなり甘ったるい世界なのですが、おまけに各話はキャロルの著名なアリス・シリーズに引っ掛けられてるという
| 読んだモノの感想をわりとぶっきらぼうに語るBlog | 2005/08/04 11:20 AM |
(書評)螺旋階段のアリス
著者:加納朋子 螺旋階段のアリス 文春文庫価格:¥ 500(税込)発売日:200
| たこの感想文 | 2006/08/18 7:51 PM |
NOW READING
ざれこの今読んでる本
Categories
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Profile
Search this site
Sponsored Links