本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
<< May 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 「ななつのこ」加納朋子 | main | 「亡国のイージス」福井晴敏 >>
# 「凶笑面」北森鴻
凶笑面
凶笑面
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6.16
北森 鴻新潮社 (2003.2)通常2〜3日以内に発送します。


本邦初?かどうか知らないけれど私ははじめて読んだ、本格的民俗学ミステリです。
探偵役で民俗学者の蓮丈那智も言っているけれど、
「歴史は点で民俗学は面」であり、歴史を動かすような一瞬の出来事のあと、
生活はずっと続いていくわけです。そこには人々の信仰があり、伝説が生まれ、
生活がある。それを、語り継がれている伝承や祭りや、そういったものから
アプローチして当時の人々を浮き彫りにしようと試みているのが民俗学。
・・・かなあ、と私は勝手に解釈しました。

なんていうか、私が今まで全く知らなかった未知の世界が
ぱあっと開けるミステリでした。それもとても面白く目に飛び込んでくる。
鬼の由来とか諸説とか知ってます?だいだらぼっちって何?とか、
会を「え」って読むような祭りとか。

そういう民俗学、の世界で、異端の教授として知られている蓮丈那智、
中世的な美貌で冷たくて、冷徹な頭脳で民俗学もミステリもあっさり解き明かし、
でもものすごく魅力的、そういう人が探偵で、彼女に仕える(といって差し支えない)
助手の内藤三國、なかなか冴えてるんだけどなんか情けなくてコンプレックスのカタマリ、
まああちこちで書かれていたが「ホームズとワトソン」、典型的探偵コンビが
名探偵ぶりを見せ付けてくれます。このコンビは最高。キャラだけで読ませる。

更に解く謎はミステリだけじゃない、民俗学に関する謎も解きつつ、
それが事件と密接に、動機だとかそれだけの意味ではなくて、
本質的なところでつながっている。短編集とは思えない濃い内容で読ませてくれる。

ちょっと困ったのは、知識欲を満足させるには非常に楽しい本なんだが、
推理という点ではどうも、・・・だって推理しようにも何にも知らないんだもの。
例えば鬼に関する諸説も、だいだらぼっちも。とにかく読んで「そうなのかー」と思うしかない。
あ、でも読み終わったらだいたい満足して知識欲も満喫、かなりいい気分なんだけどね。

さて、前回読んだ「狐罠」のシリーズもちょっと絡んできて、
また蓮丈那智がゲスト出演!する別の長編もあると聞き、
文庫化を待ちわびている。つうかハードカバーで買うか?というくらいのはまりようです。
| comments(2) | trackbacks(3) | 01:41 | category: 作家別・か行(北森鴻) |
コメント
タオバオ代行: www.86daikou.com
タオバオ: www.86daikou.com
taobao: www.86daikou.com
taobao代行: www.86daikou.com
中国 代行: www.86daikou.com
淘宝網: www.86daikou.com
タオバオ: www.86daikou.com
中国 仕入れ: www.86daikou.com
中国オークション: www.86daikou.com
タオバオ代行からいろんなスマートフォンケースを代行しましょう!
| taobao代行 | 2013/02/28 11:48 AM |

iphone4Sケース: www.iphonecasesales.com
iphone4ケース: www.iphonecasesales.com
iPHONE4ケース: www.iphonecasesales.com

iphone4S ケース: www.iphonecasesales.com
iphone4Sケース: www.iphonecasesales.com/iphone4Scase.html
iPhone4 クリスタルケース: www.iphonecasesales.com/iPhone4-Crystalcase.html
iphone5ケース: www.iphonecasesales.com
iPhoneケース: www.iphonecasesales.com
iphoneカバー: www.iphonecasesales.com
心地よい親切で最高のインターネットサービスご提供する。
弊社長年の豊富な経験と実績があり。輸入手続も一切は弊社におまかせてください。
最も合理的な価格の商品をお届けいたします。驚きの低価格で提供しております.
ご注文を期待しています!
| iphoneカバー | 2013/02/28 12:07 PM |

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.zare.boo.jp/trackback/212559
トラックバック
再掲 ▲「凶笑面」 北森鴻 新潮文庫 514円 2003/1
惹句に“本邦初、本格民俗学ミステリー”とある。少し、ウソ臭い。何がウソ臭いかというと、本邦初というのがウソ臭いのである。別にこの作品の内容をきな臭く思ってのことではなく、出版社というか編集者というか責任ある立場の人物が、本当に日本中のこれまで出た小説
| 「本のことども」by聖月 | 2005/06/24 4:38 PM |
凶笑面
| 本読み日記 | 2005/10/07 11:43 PM |
『凶笑面』
凶笑面 北森鴻著 蓮丈那智フィールドファイル機K楹別餌学ミステリー。 異端の民俗学者・蓮丈那智の元に届けられる調査依頼。 時にその現地調査の場は、怪事件の現場となってしまうが、 助手・内藤三國(ミクニ)とのコンビで謎の解明に挑む。 ”鬼封会”、”凶笑面
| 読書の時間 | 2005/11/15 2:12 AM |
NOW READING
ざれこの今読んでる本
Selected Entry
Categories
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Profile
Search this site
Sponsored Links