本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「総統の子ら」皆川博子
総統の子ら (上) (集英社文庫)総統の子ら (中) (集英社文庫)総統の子ら (下) (集英社文庫)

まとまって本を読む時間が取れたので満を持してこの作品を手に取ってみました。
3冊と多いですが皆川さんだし面白いに決まっているのですぐ読めるだろうと思っていました。
しかしなかなか読み進めず、結局2週間くらいどっぷり読んでいました。
重かった、つらかった、しんどかったです。ほんまにいろんなことを考えました。
作品としてダメだからという意味では全くありません。むしろ逆。
本当につらく重い作品は涙も出ませんね。私の歴史認識をも揺るがすような作品でした。

タイトルからだいたい想像がつきますが、第二次大戦へ向かうナチスドイツのもと、
総統に心酔し、ナチスの部隊に入隊し戦った少年たちの物語です。
カールは自らの街キールから出て、ヒトラー総統の元で優秀な人材として養成される学校
「ナポラ」に入学する。そこで出会ったエルヴィンという友とともに研鑽する日々。
エルヴィンの従兄で既にヒトラー親衛旗に入り、馬術でオリンピックを目指すヘルマンに憧れ、
総統のために力を尽くそうとするカールが、戦争を駆け抜ける日々を描いていく。


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# 「双頭のバビロン」皆川博子
双頭のバビロン
双頭のバビロン
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 2,940
  • 発売日: 2012/04/21
  • 売上ランキング: 3149



ネットで新刊刊行予定を調べていて、このタイトルと著者名を見ただけで
「これはすごいのがくる」と心躍っていた作品でした。
刊行を心待ちにして、さっそく読むことができました。
これだけ期待したにもかかわらず、期待を裏切らないすばらしさ!
これだから読書はやめられませんね。至福の読書体験でした。


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# 「開かせていただき光栄です」皆川博子
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2011/07/15
  • 売上ランキング: 18048


18世紀のイギリス、ロンドン。
とある解剖教室。ダニエル・バートン氏と、その個性的な弟子たちが、墓から死体を盗んで
こっそり解剖をしているところに刑事が踏み込むあたりから、物語は始まる。
そこには妊婦の死体があったが、遺体をとっさに隠し、また出そうとすると、
別の遺体が2体も出てきた・・・。四肢を切断された少年、顔をつぶされた男。
彼らは誰なのか?

バートンとその弟子たちの物語と並行して、田舎からロンドンに出てきた17歳の少年の
視点でも物語は交互に描かれる。ネイサン・カレンは詩人を目指してロンドンへ出てきた。
手には、昔に書かれたという貴重な古歌を持っており、それと自分の詩を売りに行くが、
そこで令嬢と出会い恋に落ちる・・・
一見して別の物語に見える二つのストーリーが交錯し、そして大きなうねりとなっていく。
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# 「少女外道」皆川博子
少女外道
少女外道
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,950
  • 発売日: 2010/05
  • 売上ランキング: 36213
  • おすすめ度 5.0


Twitterで確か桜庭一樹さんだったと思うが、皆川さんの新作のタイトルが
「少女外道」ってすごい、的なことを書かれていて、一気に興味を持つ。
(最近はTwitterで楽しそうな本情報を知ったり、作家の新刊を知ったりすることが増えた)
確かに「少女外道」はすごいタイトルだと思う。

皆川さんの作品には心引き付けられる何かがあって、でもがつがつ読むには
少し怖い作家さんで(理由はわからないが)、少しずつ読んでいる。
この新刊も、凄味のある短編集だった。一遍一遍に、凄味があって、
少しずつ少しずつ読んでいった。
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| comments(1) | trackbacks(0) | 01:01 | category: 作家別・ま行(皆川博子) |
# 「倒立する塔の殺人」皆川博子
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)
倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)
  • 発売元: 理論社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2007/11
  • 売上ランキング: 38482
  • おすすめ度 4.5


ミステリーYAのシリーズを初めて読みました。そしてあまりのおもしろさに
最近の中高生たちはこんなの読んでるんだ!と絶句。うらやましい・・・・。

私が中学生頃の時代はコバルト文庫とか読んでいましたけど、それを卒業して
いきなり村上春樹&龍に突入(当時大流行していた)、インパクトは強烈で、
その後の読書傾向を変えることにはなったんだけども、子どもな私にはちょっと早すぎたかなあと。
その点、こういうシリーズが出てきてくれてたら、ちょうどその微妙なお年頃の読書が
ずいぶん楽しかっただろうなあと思う。
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# 「猫舌男爵」皆川博子
猫舌男爵
猫舌男爵
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 2004/03
  • 売上ランキング: 131214
  • おすすめ度 4.5


皆川博子さんは「死の泉」を読んでから気になる作家さんになって、
で、図書館でも「み」の棚を眺めたりしてたんだけど、
そこにいつも置かれてあったのがこの本。「猫舌男爵」なんていうタイトルは気になるし、
表紙もなんともいえない感じで、なんとなく手にとっては戻し、を繰り返してたんだけど、
やっと借りてきました。何をぐずぐずしてたんだか私。

入手困難かしら、と今アマゾンの紹介を見て、噴き出した。

内容(「BOOK」データベースより)
棘のある舌を持った残虐冷酷な男爵が清純な乙女を苛む物語。

違うし!!全然違うけどこういう紹介するアマゾンっておもろいわ。

ちゃんと下にオチがついてたけど。↓

内容(「MARC」データベースより)
「猫舌男爵」とは、棘のある舌を持った残虐冷酷な男爵が清純な乙女を苛む物語…? 爆笑、幻惑、そして戦慄。小説の無限の可能性を示す、瞠目すべき作品世界。表題作ほか4編を収録した短編集。


ちなみに文庫化もしてないし入手困難っぽい。なんで、面白かったのに。
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| comments(3) | trackbacks(2) | 00:39 | category: 作家別・ま行(皆川博子) |
# 「死の泉」皆川博子
死の泉
死の泉
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 903
  • 発売日: 2001/04
  • 売上ランキング: 114389
  • おすすめ度 3.5


第二次大戦中のドイツ。子どもを身籠もった19歳のマルガレーテは、
ナチの施設、レーベンスボルンに入る。純粋なアーリア人を産むことを目的に、
未婚の母でも収容して子どもを産ませるその施設で、マルガレーテはクラウスという
医師に求婚され、安全な生活を求めて、愛のない結婚をする。
施設にはさらわれた純粋アーリア人の子どもがたくさんいたが、クラウスは芸術を
偏愛し、天使のような歌声を出せるエーリヒとフランツを自らの養子にし、
毎日欠かさず歌のレッスンをし続ける。研究室には身体を一体化された二匹のマウスが、
そしてクラウスも双子を使って人体実験をしている形跡が・・・?
そんなクラウスに不安を感じながら、それでも産まれた子ミヒャエルを守るため、
戦火を避けられるクラウス邸に居続けるマルガレーテ。
しかし、戦況はますます悪化し、彼らの運命も暗転する。

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