本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「フリーダム」ジョナサン・フランゼン/森慎一郎訳
フリーダム
フリーダム
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 4,200
  • 発売日: 2012/12/19
  • 売上ランキング: 108478


ツイッターで情報をみて何となく面白そうと思い、他の何の情報もないまま図書館で借り、
あまりの分厚さに驚いた。700ページ超のハードカバー。本棚から頭に落ちてきたら大惨事・・
表紙は青にかわいらしい鳥のコントラストが効いていてとてもおしゃれ。

読み始めても相変わらず何の前情報もないので、いきなりアメリカの普通の家庭のことが
うわさ話で描かれる序章を読んで、分厚い割には普通な感じやなあ、と思っていたんだけど
結局、最後までずっとそんな調子だった。

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# 「きみのいもうと」エマニュエル・ボーヴ/渋谷豊訳
きみのいもうと
きみのいもうと
  • 発売元: 白水社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2006/10
  • 売上ランキング: 564184



エマニュエル・ボーヴはフランスの作家。昔の作家だけれど、最近また読まれているらしい。
その人の「ぼくのともだち」が良かったので、これも読んでみました。
「ぼくのともだち」は、自意識過剰すぎてともだちができない男の物語でした。
(ぼくのともだち、と言いながら、ともだちはいないのでした・・・)

私はダメ男の物語は好きだし、自意識過剰すぎてダメになるあたりは、
フランスのアンニュイな森見登美彦みたい(?)で、共感しつつ読んだのですが、
笑えるだけではなくて、人が人とつながれないもどかしさに何か一抹のものがなしさも感じる、
独特の作風で、けっこうはまったのでした。
でもこの作風は、わからない人には全然わからないのじゃないかな、と思います。
で、わからない人は、きっと幸せな人生を送ってるんだろうな、と、そんな気がします。
(皮肉じゃないです、うらやましいです)

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# 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」ジョナサン・サフラン・フォア/近藤隆文訳
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
  • 発売元: NHK出版
  • 価格: ¥ 2,415
  • 発売日: 2011/07/26
  • 売上ランキング: 1479


911テロで父親を亡くした少年、オスカーは、父親の部屋の花瓶の中から見つけた
謎の鍵と、鍵の入った封筒にあった「ブラック」の文字を頼りに、アメリカ中の
ブラックさんに会いに行く旅に出る。父をもっと知るために。
そんなオスカーと、その祖父と祖母の昔や今の物語が交錯する小説。

タイトルが印象的ですよね。読んだらしっくりきます、このタイトル。
911テロでお父さんを亡くした、ってことがわかるまでに、この本ではだいぶかかります。
少年の思考からなかなかその事実は出てこないから。でも映画にもなってるし本の宣伝にも
それは載っているのでここでも書いてしまいますけど。
混沌としたところから事実がだんだん見えてくるような書き方が、興味をひかれて面白いので
紹介自体がちょっとネタバレな気もして恐縮なんですが。

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# 「ぼくのともだち」エマニュエル・ボーヴ/渋谷豊訳
ぼくのともだち
ぼくのともだち
  • 発売元: 白水社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2005/11/15
  • 売上ランキング: 269792


ツイッターで豊崎さんがぽそりとこの本についてつぶやいていて、
それで読んでみました(最近の情報源はかなりツイッターに依存)。
タイトルと、この表紙イラストにすごく惹かれるものがありました。

結果的にこの本を読んでとてもエマニュエル・ボーヴが好きになって、
他にもいろいろ読もうと調べているところです。
フランスの作家さんで1945年に亡くなっているんだけど、
この小説、今読んでも全然古くなくて、すごく伝わってくるのです。
「いかなるイデオロギーとも無縁」な作風で、一時期忘れられかけていた
らしいのですが(巻末解説参照)、このイデオロギーのなさが、
現代っぽいのかもしれませんね。

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# 「盗まれた街」ジャック・フィニイ/福島正実訳
盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)
盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 700
  • 発売日: 2007/09/20
  • おすすめ度 4.5


ずいぶん前の話で恐縮ですが、NHKドラマ「チェイス」を見てたのです。
江口洋介が国税局の人で、凄腕の脱税犯人を追っていく緊迫したドラマで、
そこで脱税の天才(ARATA)が、「盗まれた街という本を知っていますか」と
この本の話をする。周りの人々がいつもとちっとも変らないんだけど、
実は別のものになってしまってるんだ、という話をするのです。
今ここにある現実が、いつ信頼できなくなるかわからない、そんな恐怖を
見るものに与えるシーンでした。そのあと、江口洋介がこの本を読むシーンがあって
画面を見て「その表紙(↑)、家にあるよ!」ということで、手に取った本です。
なので読んだのはだいぶ前になります。
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# 「夏への扉」ロバート・A・ハインライン/福島正実訳
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1979/05
  • 売上ランキング: 5017
  • おすすめ度 4.5


「夏への扉」だから、単純に夏に読む本だと思い込んでいたが、
うっかり時期がすぎて秋になり、ちょっと寒くなった頃に読んだ。
読んですぐわかったが、夏に読むより、ちょっと寒い時期に読んで、
猫のピートと同じく「夏への扉」を探しながら読むと気分が出る。

1970年。冷凍睡眠ができるようになっている時代。
「ぼく」は、文化女中器という名のお手伝いロボットを発明し、
万能フランクという更にすごいロボットを発明しようとしていて、
美人のパートナーもいて、順風満帆だった。冷凍睡眠なんて必要なかった、
はずだったのに、だけど、ある日、彼は全てを取り上げられた。
彼はピートと一緒に冷凍睡眠をもくろむのだが・・・。
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# 「やんごとなき読者」アラン・ベネット/市川恵里訳
やんごとなき読者
やんごとなき読者
  • 発売元: 白水社
  • 価格: ¥ 1,995
  • 発売日: 2009/03/11
  • 売上ランキング: 32147
  • おすすめ度 4.0


読書メーターで話題だったので読んでみました。
全く知らない小説だったんだけどこんなふうに口コミで面白い小説に出会えるって
素敵ですね。ネットありがたいなあ。

エリザベス女王が読書にはまったら?そんな想像から織りなされる素敵な小説。
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| comments(0) | trackbacks(0) | 17:02 | category: 海外・作家別ハ行(その他の作家) |
# 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」F・スコット・フィッツジェラルド/永山篤一訳
ベンジャミン・バトン  数奇な人生 (角川文庫)
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (角川文庫)
  • 発売元: 角川グループパブリッシング
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2009/01/24
  • 売上ランキング: 739
  • おすすめ度 4.0


映画「ベンジャミン・バトン」を見てきました。
3時間の長丁場でシンプルなストーリーにもかかわらず飽きることなく見続けて、
最後にはしんみりとした感動をもらえました。とても寂しく、そして温かい映画でした。

ブラピが若返ったり年老いたりという映像技術にもさんざん驚かされました。
すごいわ最近の映画ってほんま。

その映画を見て、帰ってきて家の未読箱にこの原作本があったので、
他に読む本はあったのだけれど、読まずにはいられなくなり、一晩で一気に読みました。
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| comments(0) | trackbacks(2) | 00:25 | category: 海外・作家別ハ行(その他の作家) |
# 「わがままなやつら」エイミー・ベンダー/管啓次郎訳
わがままなやつら
わがままなやつら
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,995
  • 発売日: 2008/03
  • 売上ランキング: 69747
  • おすすめ度 4.5


「燃えるスカートの少女」がとても印象的だった、エイミー・ベンダーの
数年ぶりの短編集。
最近、こういう、雰囲気のある不思議な短編集を何となく手に取っている。
昔はあまり読まないタイプの本。本の趣味が少し変わってきたのかなあ、とも思う。
まだこういう不思議な短編集のよさをはっきりとは説明できないんだけど、
何となくいいなあ、って思うようになってきた。
ちょっと大人になった気がする、けど、気のせいだろうか。
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| comments(0) | trackbacks(0) | 00:19 | category: 海外・作家別ハ行(その他の作家) |
# 「時計じかけのオレンジ 完全版」アントニイ・バージェス/乾信一郎訳
時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1) (ハヤカワepi文庫)
時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1) (ハヤカワepi文庫)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 777
  • 発売日: 2008/09/05
  • 売上ランキング: 9823
  • おすすめ度 4.0


5年ほど前かな、映画を観ました。細かいストーリーは忘れてたけど
昔に作られたとは思えないサイケな映像が強烈な印象を残していました。
で、原作。「完全版」ってなんだろうと思いながら、最近出たのを買ってみました。

完全版って何かと言うと、小説と映画では結末が違うそうです。
アメリカで発売された版は最終章がカットされてて、それを元にキューブリックが
映画を作ったのもあり、キューブリック自体が最終章は要らないと
思っていたような感じもあり、まあそういうわけでずっと最終章抜きの分が
出回っていたようなのですが、今回読んだのは最終章がある方です。


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