本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「白い薔薇の淵まで」中山可穂
白い薔薇の淵まで (集英社文庫)
白い薔薇の淵まで (集英社文庫)
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2003/10
  • 売上ランキング: 53245
  • おすすめ度 4.0


中山可穂さんの小説って、いつもある意味同じ。
出会い方や性別はちがうかもしれない、ミステリー的要素があったりなかったり、
旅に出たり出なかったりするけれど、どの小説も、激しい愛の世界に
否応なくどっぷりと浸かってしまうのは同じ。

私は最近そのどっぷりを期待して、中山さんの本を手にしているから、
むしろ同じでないと困る。そういうどろどろとした愛の世界に
どっぷりと浸かりたくて読んでるんだから、淡い恋だのは読んでられないのだ。
そういう意味で、期待を裏切らない作家だ。

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# 「サイゴン・タンゴ・カフェ」中山可穂
サイゴン・タンゴ・カフェ
サイゴン・タンゴ・カフェ
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2008/02
  • 売上ランキング: 38521
  • おすすめ度 4.5


読み終わってからyoutubeでタンゴの映像とか曲とか探して聴きました。
タンゴを聴かないと読み終わった気がしなかったのでした。
聴いてみたら、なんてこの作品に、そして中山可穂さんその人にぴったりな
音楽で踊りなんだろう、と陶酔しました。

タンゴを中心にすえた、タンゴの熱気に埋め尽くされているような作品集です。
恋をすることイコール、タンゴを踊ることであり、その踊りは二人の
壮絶な愛の形である。そういう熱い物語も3編収録されてます。
残る2編は、普通の主婦、中山可穂作品には一見出てこなさそうな普通の人たちが、
あるときからふと女に目覚めていくような姿が描かれていて、
少し珍しいなあと思いました。でもそれでもやっぱり中山作品でした。熱い。

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# 「マラケシュ心中」中山可穂
マラケシュ心中 (講談社文庫)
マラケシュ心中 (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 650
  • 発売日: 2005/05
  • 売上ランキング: 168449
  • おすすめ度 4.5


歌人の絢彦は女性だが、男性名で女性への愛を歌にしている。
歌会で出会った女性、小川泉に一目で恋い焦がれるが、彼女は絢彦の師匠、
小川薫風の妻だった・・・。許されぬ、そして報われぬ恋の行方は・・・

片思いでも両思いでも恋愛してる時ってやっぱりそのことばかりが心を占めがちだけど、
それでも日常生活ってあると思うんだよね。恋愛を休憩する時間というか。
仕事とか趣味とか友達とのつきあいとか、今日のご飯何にしようかなとか、
読んでる本に没頭してるとか、普段の生活に紛れてその愛する人のことはふと忘れてる、
そんな時ってあると思うし、ないと困るとも思う。
だって憔悴しちゃうやん、特に報われない場合って。しんどいよね。
でもこの小説はなんかそういう日常すら放棄してるんじゃ、ってくらい、
100%恋愛モード、すごくテンションが高いというか、常に最高レベルを維持してて、
書く方もそりゃ身を削っただろうし、主人公も痛々しすぎるんだけど、
読む方にもそれなりの覚悟がいった。一気に読んで、どっと疲れた。
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# 「弱法師」中山可穂
弱法師(よろぼし) (文春文庫)
弱法師(よろぼし) (文春文庫)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 550
  • 発売日: 2007/02
  • 売上ランキング: 259883
  • おすすめ度 4.0


「ケッヘル」を読んで、「中山可穂は凄い!これから読むぞ」と思って
2年ほど読まず、今回久々に手に取った。
読むと思っても何故かなかなか読めない私。
これを読んでまたもや「中山可穂は凄い!これから読むぞ」と思ってるんだけれど
次に読むのはいつになることやら。いや、近いうちに。文庫も積んであることだし。

中山可穂は相当味が濃い。濃厚でめくるめく恋愛小説を読みたくなったら中山可穂、で
間違いはないが、相当濃いめなので、少し気合いもいる。
自分が濃いめの恋愛でどろどろとしている時にはシンクロしすぎて壊れるかもしれず、
私みたいに軽く枯れているくらいの方が、そういう気持ちを思い出せていいかもしれないな。
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# 「ケッヘル」中山可穂
ケッヘル〈上〉ケッヘル〈下〉



読み終わってモーツアルトを聴く。
ケッヘルとは、モーツアルトの作品群につけられた番号のことだ。
この物語には過剰にモーツアルトが溢れていて、聴きたくて聴きたくて家中を探す。
私は持っていないのだが、母の「モーツアルトで健康療法 その3 高血圧」という
ものすごく胡散臭いCDが見つかり、どうせまあ高血圧やし、と聴いてみた。

モーツアルトはやはり天才か、と聴いて思った。
無駄な音が一音もないではないか。最近、のだめやら村上春樹やらのおかげで
少しはクラシックを聴いていた私だが、他と比べて、全然無駄がない。
全音が必然的にそこにある。透明でキラキラしている。
まあ、高血圧予防のために平明な曲を選んだ可能性は高いが、
私はレクイエムが聴きたかったのよ、血圧上がっても。ないのかよ。

まだ名作100選もあるはずだから(母は聴くと速攻で寝てしまうらしく、
全く健康療法になっていないが、CDだけはある)
これからCDは胡散臭いがモーツアルト三昧である。
しかしケッヘル番号がわからんのがものすごいストレス。

読み終わって興奮してCD探すほど、この本は凄かった。
中山可穂、ブラボーである。スタンディングオベーションである。
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| comments(8) | trackbacks(9) | 20:45 | category: 作家別・な行(中山可穂) |
# 「サグラダ・ファミリア 聖家族」中山可穂
サグラダ・ファミリア 聖家族
サグラダ・ファミリア 聖家族
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 420
  • 発売日: 2001/11
  • 売上ランキング: 60482
  • おすすめ度 4.0


ピアニストの響子のもとに、ある日別れた恋人透子から連絡が入る。
子供を産んだという。そして二人は再会し愛をはぐくむが、
透子は子供を残して事故死してしまう・・・
その後の響子と透子の息子との癒しと再生の物語。

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