本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「激しく、速やかな死」佐藤亜紀
激しく、速やかな死
激しく、速やかな死
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,400
  • 発売日: 2009/06
  • 売上ランキング: 52671
  • おすすめ度 4.0


短編集は初めて読むような気がします。佐藤亜紀さん。
読む前にどなたかの感想を読んで、「時代背景がわからず知識不足で」
あまり理解できなかったようなことが書かれていたので、
ちらっとネットで、例えば「サド伯爵」とか検索してはだらだら読んで、
それから読んでみたのだけれど、そんなにわか勉強でとても理解できる
レベルではなく、私も時代背景とかさっぱりわかりませんでした。
日本史専攻の私は、世界史は全く門外漢で、一般的な知識もあるかないかで、
もうここまでわからないといっそ清々しいね、と開き直れるくらいで。

それでも面白く読みました。わかんない話もあったけど、
すんごく面白いのもあって、全体的にはやっぱりすごい本だった。
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| comments(0) | trackbacks(0) | 22:45 | category: 作家別・さ行(佐藤亜紀) |
# 「モンティニーの狼男爵」佐藤亜紀
モンティニーの狼男爵 (光文社文庫)
モンティニーの狼男爵 (光文社文庫)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2001/10
  • 売上ランキング: 5869
  • おすすめ度 5.0


佐藤亜紀の恋愛小説。というだけでものすごく気になる本だった。
佐藤亜紀と恋愛小説。
今まで読んだ「ミノタウロス」や「バルタザールの遍歴」など、退廃的で救いがなくて
どこかカッコいい佐藤亜紀のイメージと、甘ったるい恋愛小説のイメージは
あまりにかけ離れていたから、その組み合わせにはいたく興味を持った。
しかし読んでみてなるほどと思った。
一筋縄ではいかないのだった。
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| comments(0) | trackbacks(0) | 23:08 | category: 作家別・さ行(佐藤亜紀) |
# 「ミノタウロス」佐藤亜紀
ミノタウロス
ミノタウロス
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2007/05/11
  • 売上ランキング: 156979
  • おすすめ度 3.5


本を読むということは私にとって、ストレス解消だし現実逃避だし、
その物語世界に没頭して違う人生を送れた気になったり、いろいろと得ることもあったりして、
楽しいことだと思っている。だから本を読んでいる。いきなりなんやねんって感じやけど。

ただ、こういう本に出会ってしまうと、その基本が揺らぐ。

違うねん、おもしろくなかったとかとは全然違うねん。むしろあまりにも没頭しすぎて
それが突如終わってしまった時のとてつもない喪失感にどっと打ちのめされたくらいで。
読み終わってすぐ寝たもん、精神的にあまりに疲れたから。

次に本を読むのが怖かった、正直。またこんな体験しちゃったらと思うと、ほんま怖くて。
本を読むのが怖くなったなんて、初めてかもしれない。
でも、こういう本を読むと、楽しいだけの読書って何だろうな、って気もする。
本が持つ威力を私はちょっと忘れていたんじゃないか、本にはこういう怖い部分、
引きずり込まれる部分はあってしかるべきであろうと、そんなことも思った。
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| comments(6) | trackbacks(2) | 16:50 | category: 作家別・さ行(佐藤亜紀) |
# 「天使」佐藤亜紀
天使
天使
  • 発売元: 文芸春秋
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2005/01
  • 売上ランキング: 133639
  • おすすめ度 4.5


佐藤亜紀という作家は「バルタザールの遍歴」で魅了され、ずっと気になっていて、
今回このシンプルな表紙「天使」を手に取ってみる。
芸がないようでしかし美しい、印象深い表紙である。白地に黒。

舞台は第一次大戦前のウイーン。酒飲みの父に育てられていた少年ジェルジュは、
父の死後、顧問官と名乗る男に引き取られ、ウイーンに渡る。
そこで彼の特殊な能力を鍛えられ、そして彼はいつしか第一次大戦につながる
諜報活動に身を投じていく・・・

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| comments(1) | trackbacks(2) | 10:29 | category: 作家別・さ行(佐藤亜紀) |
# 「バルタザールの遍歴」佐藤亜紀
バルタザールの遍歴
バルタザールの遍歴
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 630
  • 発売日: 2001/06
  • 売上ランキング: 32897
  • おすすめ度 4.5


第3回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
私がこの本を知ったのは確か「文学賞メッタ斬り!」だったと思うが、
この作品と「後宮小説」(酒見賢一)が受賞したことで、この賞自体のレベルが
底上げされた、みたいな内容の記事があったような気がするけど、まさにそうね。
こんなんに3回目でやっちゃったら、その後はプレッシャーだよねえ。
で、その後日本ファンタジーノベル大賞は、良質な作品を提供してくれる
信頼できる賞の一つになってくれたわけで、ありがたいことです。

デビュー作とは到底思えない完成度の高さ、エンタメ性、文章の硬質さ美しさ、
それに何より、面白かった。とても楽しい読書でした。

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| comments(8) | trackbacks(5) | 17:01 | category: 作家別・さ行(佐藤亜紀) |
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