本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「残念な日々」ディミトリ・フェルフルスト/長山さき訳
残念な日々 (新潮クレスト・ブックス)
残念な日々 (新潮クレスト・ブックス)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,995
  • 発売日: 2012/02/29
  • 売上ランキング: 303259


ツイッターで豊崎さんが絶賛していたような記憶があり、それで私の記憶にも留めていたのですが
やっと読むことができました。クレストブックスって分厚いイメージがあるけれど
これは普通な感じ。表紙も味があってステキです。

残念な人たちのお話、くらいの予備知識しかなかったのですが本当にそのとおりでした。
主人公は母と離れて父と暮らす少年。舞台はベルギーのフランダース地方あたり?で
田舎の村、って感じのところです。少年の父には兄弟がたくさんいて、少年と近い年齢の弟もいる。
彼らどうしようもない父とおじさんたちと過ごした日々が連作短編の形で描き出されます。
でもその「残念な」日々がとても素晴らしい日々なのです!すごくいい小説でした。

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# 「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」ジュノ・ディアス/都甲幸治・久保尚美訳
オスカー・ワオの短く凄まじい人生 (新潮クレスト・ブックス)
オスカー・ワオの短く凄まじい人生 (新潮クレスト・ブックス)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 2,520
  • 発売日: 2011/02
  • 売上ランキング: 12624


またもやツイッターでのお薦め本を手に取ってみた。何の知識も先入観もなく、
ただオタク青年の本のようだ、と思って手に取ったもんだから、
けっこう最初から苦労した。確かにオタク少年が主人公の物語ではあったので
恐ろしいほどの脚注が付いてくる。膨大すぎる細かい字に珍しくめまいがしたが、
読み始めたら脚注含めて楽しかったので、すぐにのめりこむことができた。

そして、ただのオタク青年の青春物語、だけではないことに気づく。
これは恐ろしく複雑な構造をした、長年にわたる、しかしやっぱり青春物語だった。
面白かった、けど、面白かった!とだけは言いきれない何かが残ったなあ。

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# 「いちばんここに似合う人」ミランダ・ジュライ/岸本佐知子訳
いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)
いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,995
  • 発売日: 2010/08/31
  • 売上ランキング: 11551


キノベス1位、ツイッター文学賞海外篇で1位、あちこちでタイトルを見るうえに、
岸本佐知子さんの訳。いつか読もうと思っていてやっと手に取ることができました。
シンプルな黄色い表紙もおしゃれで好印象です。

読んでいて途中の「妹」という短編で「あ、読んだことある」と思いました。
「変愛小説集」2に収録されてたんだねー。確かに「変愛・・」に通じるところのある、
ちょっと奇妙な世界観。
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# 「サラの鍵」タチアナ・ド・ロネ/高見浩訳
サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス)
サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 2,415
  • 発売日: 2010/05
  • 売上ランキング: 29436


1942年のフランス。フランス警察により、ユダヤ人を一斉に検挙したヴェルディヴ事件。
サラは両親とともに検挙された。
その時、小さな弟を守るため、弟を隠れ部屋に入れ、鍵をかけた。
すぐに戻ってこれると信じて・・・

数千人のユダヤ人とともに、サラは競技場に押し込められた。
狭い場所に閉じこめられて、倒れたり飛び降りたりする人がいる、
すさまじい状況のなか、サラは必死に家に帰ろうとするが・・・

そして現代のパリ。結婚してアメリカからパリにきてライターをしているジュリアは、
夫の実家を改装して住むことになる。その時に彼女が調べていたのはヴェルディヴ事件。
そして、夫の家庭とその事件との意外な関わりを知ることになる。
彼女はいつのまにか、サラという女性の人生を追っていくこととなる。
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# 「素数の音楽」マーカス・デュ・ソートイ /冨永星訳
素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)
素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 2,520
  • 発売日: 2005/08/30
  • 売上ランキング: 33632
  • おすすめ度 4.5


「フェルマーの最終定理」を読んでから、俄然数学に興味がわいてきた。
数学そのもの、ってわけにはいかないんだけど、証明とか定理とかに命を賭けるような
数学者の人たちの生き様というか、そういうの面白いなあと思って。
(まあどんな業界でも面白いんだろうけれど)
で、「フェルマーの最終定理」もちゃんと読めたことだし、次は素数のリーマン予想でも読むか、と
わりと軽い気持ちで手に取ってしまったこの「素数の音楽」。
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# 「パリ左岸のピアノ工房」T.E.カーハート/村松潔訳
パリ左岸のピアノ工房 (新潮クレスト・ブックス)
パリ左岸のピアノ工房 (新潮クレスト・ブックス)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 2,100
  • 発売日: 2001/11
  • 売上ランキング: 11680
  • おすすめ度 5.0


フランスの片隅にあるピアノ工房。通りがかりにそのお店に気づいたアメリカ人の著者は、
中古ピアノが欲しいと思ってお店に行き、リュックという店員と知り合う。
その工房にはたくさんの美しいピアノたちが、修理され、また音を奏でるのを待っていた。
その店に魅せられ、そして新しく買ったピアノに魅せられた著者が、
自らのピアノとの日常、リュックとの日常、そしてピアノの歴史や調律のこと、
新しいピアノ作りのことなど、ピアノの魅力に迫ったエッセイ風ノンフィクション。

私の中にすごく響く本だった。とても良かった。
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# 「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ/沼田恭子訳
ペンギンの憂鬱
ペンギンの憂鬱
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 2,100
  • 発売日: 2004/09/29
  • 売上ランキング: 76240
  • おすすめ度 4.5


売れない小説家ヴィクトルは、動物園からもらってきたペンギンのミーシャと
二人で暮らしている。そんな彼に奇妙な仕事の依頼が来た。まだ生きている有名人の、
追悼文を書く仕事だ。新聞記事を見ながらめぼしい人々を追悼する詩的な文章を
綴っていたら、ある時ミーシャという男(<ペンギンじゃないミーシャ>)が訪ねてきて、
友達の追悼文を書いてくれと言う。彼は何度か家にくるようになり、
ペンギンがいるからと4歳の娘のソーニャも連れてくる。
ある頃から、追悼文に書かれた人達が本当に何人か死んでしまい、文章は日の目を見るが、
<ペンギンじゃないミーシャ>は行方をくらました。娘のソーニャをヴィクトルに預けたまま。
少女と男とペンギンの奇妙な生活が始まる。
そしてヴィクトルの周辺では何かが起こっているのだが・・・

新潮クレストブックス、装丁がオシャレだし前から気になってて、特に一番かわいいと
思ったのがこの「ペンギンの憂鬱」。タイトルもかわいいし、とそんな動機で
前から気になってた本。やっと読むことができました。

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| comments(0) | trackbacks(2) | 17:27 | category: 海外・シリーズ別(クレストブックス) |
# 「停電の夜に」ジュンパ・ラヒリ/小川高義訳
停電の夜に
停電の夜に
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2003/02
  • 売上ランキング: 54920
  • おすすめ度 4.5


私はよくお風呂で本を読みます。短編だったら、ひと風呂で一作品読んだりします。
この本はここ1ヶ月ほど、お風呂の脱衣場に置いてあって、気が向いた時に
手にとって、一編一編大切に読んでいました。
ゆっくり読めて幸せだったなあ。そんな、短編集でした。

もともと翻訳は苦手で、事件とかがわらわらと起こるエンタメならまだ読めますが、
しっとりと味わうような文芸ものとなると、翻訳文の不自然さが気になるかも・・・、とか
思ってたのですが、この作品は全然いけました。美しい文章で読みやすい。
小川高義訳は私には相性がいいようです。
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| comments(5) | trackbacks(4) | 12:02 | category: 海外・シリーズ別(クレストブックス) |
# 「朗読者」ベルンハルト・シュリンク  松永美穂 訳

ベルンハルト シュリンク, Bernhard Schlink, 松永 美穂 / 新潮社(2003/05)
Amazonランキング:28,654位
Amazonおすすめ度:



15歳の少年は、38歳のハンナに恋をする。
彼女は少年に「本を読んで」とせがみ、二人の逢瀬のたびに少年は本を朗読した。
しかしある日彼女は消え去り、そして裁判所で二人は再会する・・・

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