本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「誰かが足りない」宮下奈都
誰かが足りない
誰かが足りない
  • 発売元: 双葉社
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2011/10/19
  • 売上ランキング: 2983



いいタイトルです。いい意味で予想を裏切ります。
ミステリやSFに浸っている私の脳では、「11人いる!」の逆バージョンみたいな
お話が思いつくわけです。ここには10人いるはずなのに、どう数えても9人しかいない。
誰かが足りない、でも誰が足りないのか、誰にも思い出せないのだ・・・。みたいな。
で、勝手に「宮下さんが書く話じゃないよね・・」とか思っていた私でしたが、
すみません、当然ながら全然違う話です。

多分小さな地方の街。公園の近くにあるレストラン「ハライ」は、ポタージュスープが評判の
とても美味しいお店。いつも予約でいっぱい。そういう、スペシャルなレストランに
同じ日に予約する6組の人たちの物語。
同じ街の同じレストランでつながる連作短編。ありそうでない構成だなあと思いながら読む。

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# 「田舎の紳士服店のモデルの妻」宮下奈都
田舎の紳士服店のモデルの妻
田舎の紳士服店のモデルの妻
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,400
  • 発売日: 2010/11
  • 売上ランキング: 18502


東京で普通に暮らしていくはずだった主婦の梨々子。夫が鬱病になり、夫の田舎に帰ることに。
あまり親しんでいなかった主婦友達からもらった10年日記。
この先の10年なんか、田舎で過ごすだけなんだ、そんな思いながらも少しずつ、
10年日記をつけていく梨々子。田舎の閉塞感に息が詰まるような日々。
でも少しずつ、何かが変わっていく・・・。そんな主婦の10年を綴った物語。

これを読んで10年日記を衝動買い。2011年から、少しずつつけています。
私はもう36歳、独身です。この10年が劇的なものであってほしい、という
願いを込めて買いました。なので、この主人公の梨々子とは手に入れた動機も違うし、
モチベーションも違います。でも、なんとなく、この将来の10年を、
梨々子のように見つめてみたくなったのでした。
そう思うとある意味すごく影響をもらった本、になるかもしれませんね。
私が10年日記をきちんと10年つけられたら、の話ですけど・・・・。

まあそれは余談ですけれど。
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| comments(1) | trackbacks(1) | 23:35 | category: 作家別・ま行(宮下奈都) |
# 「遠くの声に耳を澄ませて」宮下奈都
遠くの声に耳を澄ませて
遠くの声に耳を澄ませて
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2009/03
  • 売上ランキング: 66913
  • おすすめ度 5.0


宮下奈都さんは「スコーレ癸粥廚任呂犬瓩特里辰董⊂女から大人になる過程の
微妙な心理表現が妙に気持ちにひっかかるというか、他の作家とはちょっと違うんだけど
どう違うのか説明できないような微妙な良さがあって、次回作品を待っていた作家です。
そこからけっこう空いてしまったんだけど、また単行本が出たときき、早速読んでみました。
やっぱり説明が難しいけど、この人にしか出せない良さがありました。
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| comments(0) | trackbacks(2) | 23:00 | category: 作家別・ま行(宮下奈都) |
# 「スコーレNo.4」宮下奈都
スコーレNo.4
スコーレNo.4
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2007/01/20
  • 売上ランキング: 94020
  • おすすめ度 5.0


宮下さん、初読みです。まあ、初めての単行本のようなんですが、アンソロジーには
いくつか参加されている作家さんみたいです。
いつもブログを参考にしているchiekoaさんが発売前からそわそわしていた初単行本、
こりゃ大変、ってなことで、私も読んでみることにしました。

古道具屋の三人姉妹の長女、麻子の、中学校から社会人になるまで、を
区切りごとに描いた、森絵都の「永遠の出口」を思い出させるような長編小説。
いやあ、良かったです。変な単語ですが「女子」力に溢れた本というか、
女の子が多分誰でも持っているコンプレックス、そんなのを少しずつ着実に
克服していく女性の成長がすがすがしく、少し苦く描かれた、いい物語。
女の子のちょっとやな部分もさらけ出してくれるけど、
角田さんほどは抉り出さない、ほどよく女の子な本で、いや、満足でした。
しかし女子にしかわからないんじゃないのか。そんなことはないのか。
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| comments(3) | trackbacks(2) | 02:50 | category: 作家別・ま行(宮下奈都) |
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