本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「インシテミル」米澤穂信
インシテミル (文春文庫)
インシテミル (文春文庫)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 720
  • 発売日: 2010/06/10
  • 売上ランキング: 68302


本当は、「悪の教典」が読みたかったのです。その時は。
でも、移動が多い時期だったので、「悪の教典」を上下巻持ち歩くのは嫌だなあ、と思い、
違う本にしようと。でも気分は「悪の教典」だったものだから、似たような感じのこの本を
手に取ってみました。どちらも「バトルロワイヤル」系だと思っていたので。

まだ「悪の教典」読んでないので確定はできませんが、「インシテミル」と「悪の教典」は
多分だいぶ違うものですね。
少なくとも「インシテミル」は理不尽で不条理な皆殺し系の作品とは違い、本格ミステリでした。
最初は「米澤さんがバトロワを書いたらどうなる?」的なイメージで読み始めましたが
読み終わると「なんだ、いつもの米澤さんやん。」と思いました。
米澤さんのミステリはあまり人が死なないのですが、後味が悪い(私としてはいい意味)、
というのが常じゃないかなと思うのですが、この本は人が死にまくり、なわりには
比較的後味は悪くなかった気がします。

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# 「折れた竜骨」米澤穂信
折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2010/11/27
  • 売上ランキング: 12462


架空の中世ヨーロッパ。ソロン諸島を治める領主の娘アミーナは、街で東方から領主に
会いに来たという客人と会う。ファルクという東方の騎士、そしてニコラという小さい従士が
領主と会って話したのは恐ろしい話。
暗殺騎士という、魔術を使うおぞましい存在が、領主を狙っている、というもの。
そしてその後事件は起こり、アミーナはファルクたちとともに、事件の真相を追いながら、
呪われたデーン人が海から襲ってくるのを待ち構える・・・
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# 「儚い羊たちの祝宴」米澤穂信
儚い羊たちの祝宴
儚い羊たちの祝宴
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2008/11
  • 売上ランキング: 74133
  • おすすめ度 4.5


米澤さんの作品は一見青春小説風なんだけど全然爽やかじゃなくてどす黒いから好き。
小市民シリーズも古典部(古典部はまだましだな)も「犬はどこだ」もそうだけど、
特に「ボトルネック」はさすがの私も後味悪すぎて困ったくらいだった。
少年や少女の自意識とか、無意識の残酷さみたいなものをえぐり出すのが本当うまいと思う。
今回は一見爽やかですらなくって表紙からしていかにもどす黒そうだったので余計楽しみだった。
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# 「秋期限定栗きんとん事件」米澤穂信
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

「夏期限定トロピカルパフェ事件」をだいぶ前に読んでいて、で、今回、
待ってましたとばかりに「栗きんとん」を手にして嬉々として読み始めたはいいけれど、
少し読んであれっと思って読むのをやめる。
こんな爽やかな話だっけ?
小鳩くんと小佐内さんは離れちゃってるし、双方に彼氏や彼女ができてるし、
一見すると普通の青春小説っぽくないか。

こんなはずはない。と思って「夏期限定・・・・」の最終章だけ読み返す。
うわあ、そうだったそうだった。
で、再度「栗きんとん」に戻って、びびった。
・・・・小佐内さん、彼氏作って何企んでるの!!
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| comments(0) | trackbacks(1) | 23:02 | category: 作家別・や行(米澤穂信) |
# 「遠まわりする雛」米澤穂信
遠まわりする雛
遠まわりする雛
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2007/10
  • 売上ランキング: 12266
  • おすすめ度 5.0


久しぶりの古典部シリーズ。神山高校古典部の文化祭までの数々の事件を綴ったのが
今までの三作品(『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』)では、
神山高校の文化祭の準備から終わりまでに遭遇する事件、といった風が強かったので、
文化祭も終わっちゃってでも古典部シリーズ最新刊、ってどうするつもりだろう、と思っていたら、
奉太郎が入学して古典部に入ってから、1年生が終わるまでの1年間に、
古典部が遭遇したもろもろのミステリを解いていく、そんな連作短編集だった。
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| comments(3) | trackbacks(2) | 01:32 | category: 作家別・や行(米澤穂信) |
# 「ボトルネック」米澤穂信
ボトルネック
ボトルネック
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2006/08/30
  • 売上ランキング: 3199


傑作だ。だけど、誰にも薦めたくない。

今読みおわったところで非常に動揺している。
頭の中が爆発寸前で、割れる直前の風船みたいになってしまった。
絶望とかやりきれなさとか、語彙のない頭で無理やり書いてみるとそんなようなもの、
で、ぱんぱんに腫れ上がりそうになって、少し涙を流すことでそのカタマリを
外に出すことができて、やっと落ち着く。
こんなに辛いのにこんなにちょっとしか泣けないんだ。
本当に辛い時って逆に泣けないものなのね、とドラマのような台詞を吐いてみる。

なんでこんな話を生み出してしまったのか、著者に問いたいくらい。
どうしてこんなに私は絶望しないといけないわけですか。
読書って楽しく現実逃避するもんじゃなかったのか。
それとも、彼よりはましだとでも思って生きていけばいいのか?

・・・・あかん、かなり動揺している。ちょっと落ち着こう。
「ゲド戦記歌集」でもかけて、歌声に包まれて、と。・・・ふう。

落ち着いたつもりが、書いてたらどうもこれ、ネタバレとしか思えない感想に。
もちろん話の筋を明かすほど野暮ではないけど、でもな・・・、
以下未読の方でこれからこの本を読む方は、読まないほうがいいです。
致命的ネタバレはついさっきまで書いてましたが、今消しましたが。すんません。

動揺するから電車や人前では読むな、とだけ忠告しておこうか。

ストーリーは巧みで意外性あり、サスペンスフルな展開はページを繰る手を止めさせない。
冷静に読めば実にうまい。でもこれを「大どんでん返しでにやりとした、面白かった」と
素直に褒められる人はとても心の健康な人だ、と私は思う。
皮肉ではなく本気で羨ましい。私にはとてもそれを楽しめる余裕はなかった。

でも、私をこれだけ動揺させる威力ある傑作なのは間違いない。
すごい本というのは、何かしら心を揺さぶるパワーがある。感動であれ、絶望であれ。
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| comments(19) | trackbacks(25) | 23:34 | category: 作家別・や行(米澤穂信) |
# 「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信
夏期限定トロピカルパフェ事件
夏期限定トロピカルパフェ事件
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 600
  • 発売日: 2006/04/11
  • 売上ランキング: 570


楽しみにしていたライブの行き帰りの電車で、楽しみにしていた
この本を手にとってみました。とてもいい感じの行き帰り、いい一日。
正直、頭痛くて電車では寝たかったんだけど、この本を読んでたら
頭痛まで跳ね返るくらいでした。やめられるわけないし。

とても面白かった「春期限定いちごタルト事件」の続編。
小市民を目指す小鳩くんと小佐内さん。夏休みが始まったと思ったら、
小佐内さんが地図を持ってきた。「小佐内スイーツセレクション・夏」
どうやら小鳩くんはそれに付き合わされるらしいのだが、
恋愛関係にはなく互恵関係、お互い小市民ではないのに小市民のふりをしているから、
お互いのストッパーのためにいるだけの二人は、夏を一緒にすごす道理もないはず。
でも小佐内さんは、当然のように彼を引きずりまわす。まるでつきあってるようだ・・・。
かわいい顔をした狼である小佐内さんのとても女の子らしい言動に
小鳩君はとても戸惑うのだった。何かある、絶対、何かある。
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| comments(16) | trackbacks(10) | 01:21 | category: 作家別・や行(米澤穂信) |
# 「クドリャフカの順番―「十文字」事件」米澤穂信
クドリャフカの順番―「十文字」事件
クドリャフカの順番―「十文字」事件
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/07
  • 売上ランキング: 6,424
  • おすすめ度 4.25


「氷菓」「愚者のエンドロール」で文化祭の準備をしていた
古典部メンバー、この本でやっと文化祭終わりましたわ。私の中で。
いやあ、お疲れお疲れ、と4人に言いたくなりました。長かったね。
すっかりこの4人の古典部メンバーは身近になりましたが、
今回は4人それぞれの視点で交互に語りが入るので、ますます身近に。
なんか嬉しかったな。しばらく会えなくなるのが残念。

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| comments(7) | trackbacks(7) | 02:05 | category: 作家別・や行(米澤穂信) |
# 「愚者のエンドロール」米澤穂信
愚者のエンドロール
愚者のエンドロール
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 560
  • 発売日: 2002/07
  • 売上ランキング: 182,162
  • おすすめ度 4


古典部シリーズ第2弾。今日は「氷菓」を読んでとっとと寝よう、と思ってた日、
1冊じゃやめられなくってこれも手にとって読んでしまった。
あーなんか一気に読んでもったいない。次「クドリャフカの順番」も早速
図書館に探しに行ったが、最近米澤人気がわが地方でも過熱し始めたか、
今までずっとあったのにその日に限ってなかった。「さよなら妖精」もなかった。
あーしばらく読めないかも。残念。
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| comments(8) | trackbacks(15) | 23:08 | category: 作家別・や行(米澤穂信) |
# 「氷菓」米澤穂信
氷菓
氷菓
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 480
  • 発売日: 2001/10
  • 売上ランキング: 19,872
  • おすすめ度 4.2


若竹七海が好きならこれも読んだ方がいいですよ、っていう情報をだいぶ前にいただいて、
(えーっと、0mbさんからだったかなあ。すいませんうろ覚えで)
それもあって買ってたんだけど、最近「夏期限定トロピカルパフェ事件」も発売され、
私の中で米澤ブーム再来、薄いしすぐ読めるし、と手に取ってみたら、
結局2作目の「愚者のエンドロール」まで1日で一気に読むことに。
一気読みでした。面白かったなあ。
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| comments(8) | trackbacks(8) | 15:55 | category: 作家別・や行(米澤穂信) |
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