本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「異性」穂村弘×角田光代
異性
異性
  • 発売元: 河出書房新社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2012/04/10
  • 売上ランキング: 22253


大好きな穂村さんと、角田光代さんの共著、タイトルは「異性」、これは読むでしょ。
何とも素敵な表紙で私は好きなんですが、この表紙にカバーもせず電車で読んで
にやにやしていて、ちょっと周りから見たら何事かって感じだったかもしれませんが・・・

まずは角田さんの恋愛に関するエッセイ的な文章から。ふむ、恋愛エッセイか、普通やん、と
思って読み進めたのだけど、次の穂村さんのエッセイは、角田さんの書いたことを踏まえて
書かれている。そしてまたそれを読んだ角田さんが「え、男性ってそうなの?」みたいな
意見を書き、また穂村さんが「女性ってそうなの?」みたいな意見を書く・・・、という風に
二人のエッセイが対話になっている。だから読めば読むほど面白くなっていくのです。
おんなじテーマで話していても男性と女性はこんなに違うのか、同じシーンでもそっちは
こんなこと思ってるんですか、みたいなやりとりは非常に興味深い。
実際、恋愛してたり曖昧な関係だったりする異性に、「今のその態度どういうことですか」って
普通聞けないじゃないですか。だから、こういう恋愛関係にない二人の議論はすごく参考になるし
議論の広がりや深まりが刺激的でもありました。とっても面白い企画だと思いました。


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# 「かなたの子」角田光代
かなたの子
かなたの子
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2011/12
  • 売上ランキング: 125387


角田さんの小説なので、と思って何の情報も持たずに読んだ。
驚いて、著者を再度眺めた。角田光代さんだよね、これ・・・
普段の角田光代さんを思って読むと裏切られる短編集でした。
もちろん、悪い意味ではないです。こんな引き出しもあるんだなあと思いました。

ホラー短編集、かな。きゃー!!っていう怖さではなくて、背筋がぞくっとするような
そういう怖さを集めた短編集という印象でした。
洋画じゃなくて日本映画。しかも「リング」よりも「呪怨」みたいな。そういうイメージ。
湿気を感じました。

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| comments(0) | trackbacks(0) | 21:54 | category: 作家別・か行(角田光代) |
# 「presents」角田光代×松尾たいこ
Presents
Presents
  • 発売元: 双葉社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2005/12
  • 売上ランキング: 188737


文庫化されていますが、持っているのは単行本版です。
普段、かさばるので単行本はほとんど買わないのですが、これはあえて買いました。
とても素敵なつくりです。松尾たいこさんがあとがきで書かれていますが、
私たち読者へのプレゼントだという思いを込めて、表紙は包装紙っぽくされたそうです。
自分へのいいプレゼントになりました。

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# 「ツリーハウス」角田光代
ツリーハウス
ツリーハウス
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,700
  • 発売日: 2010/10/15
  • 売上ランキング: 3295


角田さん久しぶりだなあ、と思って前に読んだ記録を調べたら2007年だった。
読んだのは「八日目の蝉」、そうか、それが傑作すぎて次が読めなかったんだった。
あまりにすごい作品に出会うと、その作家さんの他の本を読みたくなくなることが、
私にはある。「白夜行」読んだあとしばらく東野圭吾を読まなかった気がするし・・

まあそういうわけで久しぶりでしたが、この作品は発売前からツイッターで評判で、
これだったら「八日目の蝉」の素晴らしさを思い出しつつ読めるんじゃないかな、と思って手に取る。
そしてその予感は見事当たりました。「八日目の蝉」と並び立つ傑作。

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# 「八日目の蝉」角田光代
八日目の蝉
八日目の蝉
  • 発売元: 中央公論新社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2007/03
  • 売上ランキング: 1497
  • おすすめ度 4.0


不倫相手の赤ちゃんを一目見ようと家に忍び込んだ希和子。
赤ちゃんは泣き出し、希和子は思わずその子を抱えて逃げてしまう。
自らが産むはずだった子につける名前だった、「薫」と言う名をその娘につけ、
彼女は逃げ続ける。薫と一緒ならどこまでも行ける・・・

角田さん作品はたくさん読んだし、傑作といえるものもたくさんあるんだけど、
それでもこれがダントツに良かった。すばらしかった。
何度も号泣した。泣いて泣いて泣きまくった。
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# 「夜をゆく飛行機」角田光代
夜をゆく飛行機
夜をゆく飛行機
  • 発売元: 中央公論新社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/07
  • 売上ランキング: 209297
  • おすすめ度 4.0


角田光代の家族小説と言えば「空中庭園」のイメージが強くて、
私はこの小説にかなりのダメージを食らったので、以降この作家の作品は
おそるおそる手に取る傾向がある。ましてや家族小説なんて、鬼門である。
でも手に取ってしまうのは私がマゾなのか、ダメージを受けるほどにすごい小説だと
自分がわかっているからだろう。確かに「空中庭園」は傑作だったのだ。
自分の内部のドロドロを見てるみたいでダメージを食らった、そんな小説滅多に読めない。

今回読んだ「夜をゆく飛行機」は、ドロドロから目を背けたいと思いつつも
期待しないでもない、という複雑な心境で読み進めたのだが、
そのドロドロとした部分は表面化せず、穏やかに話は進んでいった。
うん、それでも、よかった。だからこそよかったというべきか。
昔の作品にあるとげとげしい鋭い感じが徐々に丸くなってきているのを感じる。
そして深みがより際立つというか。じっくりと味わい深い読書だった。
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| comments(2) | trackbacks(7) | 01:07 | category: 作家別・か行(角田光代) |
# 「ピンク・バス」角田光代
ピンク・バス
ピンク・バス
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 420
  • 発売日: 2004/06
  • おすすめ度 3.67


この本、家に2冊ありました。間違えて2冊買ってたらしいです。
積読も300冊にもなるとこういうこともあるわけですが、けっこうショック。

と、2冊もあるのに読んでもないって私ってどうよ、と思って、手にとってみた。
2編の中編、「ピンク・バス」と「昨夜はたくさん夢を見た」収録。
うわ、なんか読んで数日経ったら印象薄・・・。あまり覚えてないぞ。
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| comments(5) | trackbacks(3) | 11:40 | category: 作家別・か行(角田光代) |
# 「おやすみ、こわい夢を見ないように」角田光代
おやすみ、こわい夢を見ないように
おやすみ、こわい夢を見ないように
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2006/01/20
  • 売上ランキング: 25118


私はわりとクレーム対応の多い仕事をしている。
というか、関西だから単に文句言いの人が多いだけかもしれないが。
大阪のおっちゃんは、なんかとりあえず怒って電話してきて、最初は支離滅裂やし、
仕事やのにタメ口やしうんざりするけど、我慢して聞いていると本人も怒りが整理できるのか
だんだん落ち着いてきて、何も解決してないのに、「わはは、いうてやったわ」的な、
朗らかなすっきりした声になって、タメ口だからやたら親しげになったりもして、
だから案外後腐れがない。
案外大変なのが女性の方で、こてこてのおばちゃんは男らしい(!)ので後腐れないけど、
インテリな女性が苦情でかけて来たときは、「よくそんな意地悪な言い方できるなあ」と
感心してしまうくらいのイヤミを言われたりする。
私が赤の他人だからかもしれないし、もともとそういう人なのかもしれないが。
あ、女性に限らないか。プライド高くて女の腐ったような男も、芸術的なイヤミを言うもんな。
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| comments(8) | trackbacks(8) | 11:18 | category: 作家別・か行(角田光代) |
# 「人生ベストテン」角田光代
人生ベストテン
人生ベストテン
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2005/03/02
  • 売上ランキング: 149,756
  • おすすめ度 3.5


装丁は可愛い。でも、相変わらずの角田さんである。
装丁が可愛いので、もしかして今回は毒気少な目でいくのかな、と
勝手に思い込んで読んでいた。実際、最初の3編は毒気が少ないかと思えた。
しかし違った。うち2編は男性が主人公のため、少し毒気が薄れて、
私の感受性を鈍らせたに過ぎない。ちらちらと、毒は吐かれている。
そして4作目、「テラスでお茶を」。独身女がマンションを買おうと、
若い不動産の営業マンと車で動いているときの独白。
ここらへんからがつんとやられた。
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| comments(3) | trackbacks(6) | 02:25 | category: 作家別・か行(角田光代) |
# 「空中庭園」角田光代
空中庭園
空中庭園
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2005/07/08
  • 売上ランキング: 4,063
  • おすすめ度 4.22


あーちょっと暗い感想になったのですいません。最初に謝っておきます。

もうだいぶ前だが、彼氏が家に遊びに来たことがある。
母が「連れてこい」というので、無理矢理連れていったのだ。
そこで母はとんでもないことを言い出した。
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| comments(9) | trackbacks(9) | 16:59 | category: 作家別・か行(角田光代) |
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