本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# 「舟を編む」三浦しをん
舟を編む
舟を編む
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2011/09/17
  • 売上ランキング: 123



玄武書房の営業部でくすぶっていたまじめ(馬締)君は、辞書への才能を見込まれて
辞書編集部に異動となり、新たな辞書「大渡海」の編纂を担うことになる。
個性的なメンバーに囲まれて、さて辞書は完成するのか。
そして下宿で出会った美しい女性との恋の行方は・・・。

キノベス1位おめでとうございます。個人的にはキノベスのランキングって
とても参考になるランキングなので、そこで1位とは嬉しい限りですね。
だって面白かったもの、これ。すごく。

続きを読む >>
| comments(1) | trackbacks(1) | 23:45 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
# 「光」三浦しをん
光
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/11/26
  • 売上ランキング: 145589
  • おすすめ度 3.5


津波で故郷の島を失った3人の少年少女。信之と同級生の美花、そして輔。
圧倒的なものに押し流されてしまった彼らのその後を描く。

しをんさんはエッセイで親しんでいて勝手に友達だと思っているだけに、
こういう暗いのを書かれてしまうと「大丈夫ですか?」とか
メールしたくなってしまう(もちろんメルアドは知らないが)。
この物語は本当に暗くて、私には光は見えなかった。
東野圭吾「白夜行」を思い出した。
続きを読む >>
| comments(1) | trackbacks(2) | 22:30 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
# 「私が語りはじめた彼は」三浦しをん
私が語りはじめた彼は (新潮文庫 み 34-5)
私が語りはじめた彼は (新潮文庫 み 34-5)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2007/07
  • 売上ランキング: 180773
  • おすすめ度 3.5


大学教授、村川融。妻も子もいながら奔放に女性と関係を続けた彼、
彼に翻弄される妻、娘、息子、部下、そして数々の女性。
彼に関わったさまざまな人々の視点で描く連作短編。

しをんさんの真面目な文章は久しぶりに読むような、と思いながら、手に取る。
あれ、と思う。しをんさんの書く文章はこんなに美しかったっけな。
エッセイとのギャップが大きくて、また「風が強く吹いている」のような
気軽に読めるものとはまた違って、お、と思って何度も読んでしまうような、
美しいというか印象的というか、そういう表現が多い。些細な比喩とかそういうところに。
続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 19:44 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
# 「悶絶スパイラル」三浦しをん
悶絶スパイラル
悶絶スパイラル
  • 発売元: 太田出版
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2007/12
  • 売上ランキング: 145853
  • おすすめ度 5.0


「私の男」を読んでつらくって、読書って凄いけど疲れるなあと思ったり、
次に読む作品はきっと「私の男」と比べてしまうし、そうすると何を読んでも迫力がないな、
さて困った、ってときに手元に三浦しをんのエッセイが届いた。これだ!
どんなに読書に疲れても、本がないとやっていけない性質の私には、
三浦さんのエッセイが本当にいい息抜きになる。いつもありがたく読んでいる。
続きを読む >>
| comments(4) | trackbacks(3) | 17:20 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
# 「きみはポラリス」三浦しをん
きみはポラリス
きみはポラリス
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2007/05
  • 売上ランキング: 105647
  • おすすめ度 3.0


三浦さんのエッセイはけっこう読んでいます、私。
だからなんだか最近三浦さんが本当に友達みたいに感じてしまってます。
ブログも読んでるし。ああ、風林火山好きなんだ、私もー。みたいな。
こんなに親近感覚えてる作家もこの人しかいません。
だって気が合うんだもんきっと。

だからこそ小説は冷静に読めない部分もあって、いいんだか悪いんだかです。
(自称)お友達のしをんさんの恋愛小説集は、ちょっと気恥ずかしいような、
でもしをんさんの本心を覗き見しているかのような、そんな不思議な感覚で
読んでしまいました。
続きを読む >>
| comments(2) | trackbacks(6) | 23:56 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
# 「シュミじゃないんだ」三浦しをん
シュミじゃないんだ
シュミじゃないんだ
  • 発売元: 新書館
  • メーカー: 新書館
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2006/10
  • 売上ランキング: 24059
  • おすすめ度 4.5


突然だが、余談から。
なんかどこかの記事でも書いた気がするエピソードだが、あえて。

大学のとき、友人(男性)宅で友人達(私以外全員男性)と飲んでた時、
私が「エロビデオみせてよ」と提案したことがある。目の前にあったからだ。
カマトトぶるでもなく、正直私は見たことがなかったので、興味津々だったのだ。
「あれやろ、団地妻のもとに営業の人がきて、「いいじゃないですか、奥さん」
「だめよ、子どもが帰って来るわ、ああ」「まだお昼前ですよ、ほら、エプロンはずして」
「いやよいけないわ、ああん」みたいな展開?どんなシチュエーション?」
と目を輝かせて男友達に聞いたが、「いや、そんなもんないよ」と一蹴。
「つうか発想貧困すぎ」・・・悪かったな。

じゃあ何が楽しくて君達はエロビデオを見てるわけ?と更に興味を持った私だが、
・・・ストーリーなんか全くなかった。おっさんが女子高生にインタビューし、
そのまま「指導」?になだれ込むというパターンで、非常にくだらない。
私はすぐに眠くなったが、男どもは揃って興奮、「靴下脱いでないのがたまらんなあ」
なんて言っていた靴下フェチがいたのを覚えてるけど。くだらん。

つまりあれだ、エロビデオはまさに欲求のはけ口なわけだ。男にとっては。
ただ、いたしておればいいわけだ。最初から最後まで、とにかく。
でも女は多分それじゃ納得しないよ。まあ、女向けの商品じゃないだろうが、
そこに「物語」がないと萌えないのだ。どんな胡散臭くてもいい、
エロビデオなんだから胡散臭くていいのだが、とにかく必要なのだ、「物語」が。

何を語ってるんだって感じだが、ちゃんとこの本の感想につながるのだ、今から。
続きを読む >>
| comments(4) | trackbacks(4) | 03:29 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
# 「三四郎はそれから門を出た」三浦しをん
三四郎はそれから門を出た
三四郎はそれから門を出た
  • 発売元: ポプラ社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2006/07
  • 売上ランキング: 3431
  • おすすめ度 4.0


本に埋もれて生活する三浦しをん氏の読書エッセイ。
直木賞受賞後第一作、でこんなタイトルだったら、
なんか夏目漱石の話?とか思うけど、全然違うし、しをんさんのことを
全然知らない人がこれをいきなり読んだら「え、この人直木賞?」みたいな
新鮮な驚きがあるのではないか。ええ、直木賞なのですよ。このとんでもない人は。
とにかく本が好き、好きというよりもう空気みたいに求めている、
そんなしをんさんの本読み遍歴。

読書ブログなんぞをやっている人たちは、こういうくだりを読んだら
激しくうなずいてしまうと思う。
「趣味は読書」と、てらいなく履歴書に記入できる人々がうらやましくてならない。いや率直に言って、うらやましさが高じて憎しみすら覚える。
「私、けっこう本読むんだー。『冷静と情熱のあいだ』はすっごくよかったよ」なんて言う、おまえらなんてみんな死ね。合コン中の男女を横目に、居酒屋で一人、苦々しい思いでビールを飲んだことが何度あっただろう。私にとっちゃあ、読書はもはや「趣味」なんて次元で語れるもんじゃないんだ。もてる時間と金の大半を注ぎ込んで挑む、「おまえ(本)と俺との愛の親権一本勝負」なんだよ!


続きを読む >>
| comments(7) | trackbacks(4) | 02:09 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
# 「風が強く吹いている」三浦しをん
風が強く吹いている
風が強く吹いている
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2006/09/21
  • 売上ランキング: 1949
  • おすすめ度 4.0


のっけからすっごいえらそうなこと書きます。
直木賞作家に何を言うかって感じですけど、何様?なのはいつものことなんで、すいません。

三浦さんの小説で既読は「月魚」「むかしのはなし」「まほろ駅前多田便利軒」。
エッセイも数冊読んで、もうお友達みたいに三浦さんには親しんでいる私だけど、
小説は数冊のみだったんだけど。
小説を読んで少し違和感を感じてる部分があって、なんつうかなあ、
エッセイとかなり違うじゃないですか、当たり前やけど。
文章とかすごい綺麗だし、エッセイと比べてすごく高尚な雰囲気というか、
そういうのが醸し出されてて、もちろんそれはすごく評価するんですけど、
なんかね、ちょっと背伸びしてるというか無理してるというか、そういう違和感を、
感じてたわけです。その3冊には、なんとなく。

エッセイ読んであまりに身近で、友達面をしてしまったからかもしれないけど。
友達が、急にかしこまった文章とか書いてたら、気恥ずかしいじゃないですか。
そんな感じだったのかもしれん。まさに何様?な感じだが。一方的に友達ぶってるだけで、
ある意味ちょっと妄想入ってるのだが。迷惑よね・・・・。

でもね、この作品は違ったのです。無理のない三浦さんの自然体で、のびのび書かれてて、
そしてだからこそものすごく面白かったんです。
全く文句なしです。面白い。三浦さんありがとう。これからはえらそうなことは、
一切書きませんし、しをんちゃんとか勝手に呼びませんから。・・・って感じでした。

続きを読む >>
| comments(19) | trackbacks(18) | 03:49 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
# 「しをんのしおり」三浦しをん
しをんのしおり
しをんのしおり
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2005/10
  • 売上ランキング: 19545
  • おすすめ度 5.0


1ヶ月も前に読んだので内容はだいぶうろ覚えなんです。
病院の待ち時間とか、あいてる時間にちょっとずつ読んでいった、しをんさんの爆笑エッセイ。
なんか、日常の中で当然のようにそこにある、みたいな状態でずっとしをんさんの
話につきあっていた感じです。当時。

なんでもおもしろおかしく眺めて妄想をたくましくしているしをんさんを見てたら、
こうやって気の持ちようで毎日楽しく過ごせるんだよな、と思ったり。
あとがきでしをんさん自身も「自分の妄想で誰かが楽しくなれば」的なことを
書かれていましたけど、そういう意味では効果覿面、生活上のスタンスすら、
影響を受けてる感じがします。何事も笑い飛ばせー。っていう。

そうそう、ボンサイダーのネタは笑った。お店で一人噴き出してしまいかなり恥ずかしかった。
盆栽を眺めてゴレンジャー(しかも男ばっかり!)を連想できるのなんか、
しをんさんとそのお友達だけです。はい。

ま、もともと男2人見たら○○と思って妄想する、といった習慣が私にはないので、
しをんさんのマネをそのままするのは無理なんだけど、例えばこんな風かしら、と
私の行きつけの美容院をネタに妄想してみた。
もうここからは感想じゃありません、影響された上の妄想です、はい。お許しを。

続きを読む >>
| comments(4) | trackbacks(1) | 14:17 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
# 「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん
まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2006/03
  • 売上ランキング: 675
  • おすすめ度 4.0


東京と神奈川の間にあるまほろ市のまほろ駅前で、便利屋稼業をしてる多田。
いつもどおり年末の仕事を終えたら、預かっていたチワワがいなくなり、
それを抱いて座っていた男に出会った。その名は行天。
彼は多田の高校時代の同級生だった。行くあてがない行天は、多田の便利屋に転がり込む。
哀しい過去を持ち、一人で生きていこうとしていたはずの二人が出会ってしまい、
そこで起こるささやかな事件、ささやかな波乱を描く連作短編集。
続きを読む >>
| comments(9) | trackbacks(20) | 01:59 | category: 作家別・ま行(三浦しをん) |
NOW READING
ざれこの今読んでる本
Categories
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Profile
Search this site
Sponsored Links