本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「現実入門―ほんとにみんなこんなことを?」穂村弘
現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)
現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 540
  • 発売日: 2009/02
  • 売上ランキング: 125346


穂村弘さん、歌人、独身。42歳。経験していないことがたくさんある。
例えばスーパー銭湯に行くとか、占いに行くとか、合コンに行くとか(!)。
へたれな穂村さんが、編集のサクマさんの提案した初めてイベントに参加して、
どんどんと現実を知っていく、そして・・・というエッセイ。

私はどうもダメ男が好きみたいで(文学上では)、森見さん、太宰治さん、町田康さん、
まだ作品は読んでないけどカフカさん、など、そういう人たちの書く「ダメ男」臭が
ぷんぷんする作品がとても好きで読んでしまうのですが、穂村さんもそのうちの1人です。
実際近くにいたらどうかなあ、とは思うけど・・・
なんていうか、器用に適当に生きていけないひたむきな感じがいいんだろうなあ。
(ちなみに、この本は「絶望名人カフカの人生論」で紹介されていました。)

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# 「楽園のカンヴァス」原田マハ
楽園のカンヴァス
楽園のカンヴァス
  • 発売元: 新潮社
  • 発売日: 2012/01/20
  • 売上ランキング: 4994


読み始めてすぐ、スマートフォンを手元に用意しました。電車の中でしたけど。
で、物語に絵のタイトルが出てくるたびに、スマホで検索してどんな絵か調べました。
調べているうちに、アンリ・ルソーという画家の絵に夢中になっていったので、
この作品にも相乗効果でのめり込むことができました。
スマホかパソコンが必須の読書というのも珍しいですが、この作品は読んでる最中でも、
その都度、どんな絵か調べた方が、はまれると思うなあ。

アンリ・ルソーって知らないなあ、と思ってましたけど、絵を見たらわかりました。
何度か見かけたことがある作品ばかりでした。特に「眠るジプシー女」とか有名ですよね。
で、この本の表紙にもなっている「夢」っていう絵は知らなかったんだけど、パソコンの
大画面で見たらとてもひきこまれる絵でした。この本の表紙だと暗いのでパソコンで見た方がいいです。
ソファに寝そべる女性が手を伸ばしている、どこへ・・・?笛吹きの男が笛を奏で、
熱帯の濃密な空気が伝わってくるような深い緑、そして様々な動物たち、月・・・
誰かの見た夢のような不思議な世界、すごくいいですよね。

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# 「地球から来た男」星新一
地球から来た男 (角川文庫)
地球から来た男 (角川文庫)
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2007/06
  • 売上ランキング: 97567


星新一さん久しぶりです。私が持っているのは和田誠さんの表紙&挿絵のやつで、
懐かしい匂いのする文庫なのですが、今の表紙は片山若子さんなんだねー。綺麗な表紙。
片山さんと星さんのコラボはステキですよね。でもなんか、個人的には和田誠さんの方が、
星新一の本、って感じがするのは、私が昭和の人だからかな・・・・。

星新一さんの本って感想が難しくて、「いつものように面白かった」って書くしかないっていうか、
いつもショートショートだし、今回のこの本は前のとは違ってこうだった、とか
そういう変化もないし、基本はSFだしジャンルが違うこともあまりないし、
私の語彙では、まあとにかくどれ読んでも面白いよね、っていう感想しか出てこない。
偉大なるマンネリというか、ずっと美味しい金太郎飴というか、そんな感じ。

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# 「クレヨン王国の十二ヶ月」福永令三
クレヨン王国の十二か月 (講談社文庫)
クレヨン王国の十二か月 (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 2006/09/16
  • 売上ランキング: 513605


「やっぱり本を読む人々。」というSNSをやらせてもらっています。
もう何年にもなりますが、素敵なメンバーさんが集まって下さって、本の話などしています。
管理しているのに何ですが、管理が必要ないくらい皆さんいい方で、過ごしやすいSNSです。
そのSNS内で、投票で「やっぱり本を読む人々。の文庫150冊」を決めました。
皆さんからオススメの文庫を推薦してもらい、期間を決めて読んでもらって投票してもらう、という
システムで、最初は何回かにわけて100冊決めたんですけど、面白かったので追加で、と
やってるうちに、150冊までいきました。

で、これはそのうちの1作品。ということで、読んでみました。
いろんな方の推薦や投票で決まったもので、150冊の中には様々なジャンルの作品があります。
この本はそんな経緯がなければ、私は知らないし気づかない類の本でした。
子どもの頃に出会ってなければ、大人になって子どももいないうちから、
こんな素敵な児童書に出会うことは少ないですよね。機会をいただいて感謝しています。


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# 「一一一一一」福永信
一一一一一(イチイチイチイチイチ)
一一一一一(イチイチイチイチイチ)
  • 発売元: 河出書房新社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2011/11/12
  • 売上ランキング: 270978


円城塔さん推薦の書。福永信さんも気になる作家さんだったし、何よりタイトルが気になった。
一が5つ。何事だろう。早速読んでみることにしたのだけど・・・

ほぼ会話文のみで構成される小説。小説って言っていいのかな。
話している方の人は誰かわからない。年配の男性に思える。
そして、何でも知っている存在に思える。そして、相手はひたすら相槌を打っている。
「そうですね」とか「そうでしょうか」とか。
でも、相槌を打つ相手の全貌が、ドラマが、会話によって見えてくる。


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# 「俺俺」星野智幸
俺俺
俺俺
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2010/06
  • 売上ランキング: 6713


タイトルと表紙が強烈なので前々から気になっていた本。
本の紹介文を読んでみたら、「オレオレ詐欺をしてみたら俺が増えてしまった」
みたいなことが書かれてて、「俺俺」ってタイトル、そのまんまなん?と、
俄然興味がわいた。で、読んでみて、「そのまんまやん」と思いました。

それにしても、何度見ても表紙がすばらしいなあ。
表紙の絵は石田徹也さんというイラストレーターさんの作品らしいんですが、
この作品用に書き下ろしたとかではなくて(ものすごくぴったりなんだけど)、
調べてみたら既に亡くなってる方でした・・。私より1つ年上なだけなのに。残念です・・・
作品は、シュールで怖いんだけどタイトルと一緒に見ると少し笑ってしまうような、
でもなんだか切ないような、不思議な作品が多いです。一気にファンになりました。
ホームページ→石田徹也の世界 
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# 「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉
謎解きはディナーのあとで
謎解きはディナーのあとで
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2010/09/02
  • 売上ランキング: 68


本屋大賞受賞作は今のところ全部読んでいます。本屋大賞だからってわけでもなく、
私のアンテナが「読みたい」と反応するのです。
でもこの作品だけはアンテナがぴくりとも反応しなかったので、読まなくていいか、と
思ってたんですが、本を滅多に買わない連れが買いまして、何となく借りて読みました。
いきなりハードカバー買わせちゃう本屋大賞ってすごいなー。と改めて威力を知りました。

まあそういうわけで読んだんですけども、えっと・・・
あんまり酷評もあれなので褒める方向でいきたいんですけど、昨日うっかりドラマを見てしまったので
原作の評価すら下がってます。お許しを。
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# 「放浪記」林芙美子
放浪記 (新潮文庫)
放浪記 (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 780
  • 発売日: 1979/09
  • 売上ランキング: 30919


桐野夏生さんの「ナニカアル」を読んで、ああこれは「放浪記」読まないとな、と
「ナニカアル」の世界を深めるつもりで購入。「浮雲」も購入済み。
本をこれだけ読んでても、やっぱり文豪、とか言われてる人の本は敷居が高く、
恥ずかしながら林芙美子氏も初めてだった。夏目漱石はけっこう読んだのに、
私の時代と近い昭和に生きている林芙美子や太宰治や三島由紀夫を
まだまだ読めていないってのは何故だろう。別に時代は関係ないか。

「ナニカアル」では、作家になって有名になってから戦地に出向いた頃の
林芙美子が描かれていたが、この「放浪記」は有名になるまでの極貧生活が
赤裸々に描かれていて、同一人物として想定しづらかった。
もちろん桐野夏生の方はだいぶ創作が入っているのはわかってるんだけど。
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# 「産霊山秘録」半村良
産霊山秘録 (集英社文庫)
産霊山秘録 (集英社文庫)
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 820
  • 発売日: 2005/11/18
  • 売上ランキング: 171021
  • おすすめ度 4.5


阿部和重の「ピストルズ」を読んだときにこの本の話が出てきたのです。
どんな引用か忘れたけども、紹介されてて「おもしろそうやん」と思って、
で、自分の未読本棚にあったので読みました。(未読本棚にはなんでもある)
確か買ったのは、この文庫がすごい、かなにかのランキング雑誌で、
これが上位だったからだったと思います。そのランキング雑誌、
今思えばかなりマイナーな、知らないよって文庫を紹介してくれてたんだけど、
これ読んだら確かに信頼できるランキングだったと思います。
いやー面白かった。
荒唐無稽な歴史改変SFを読みたい人はぜひどうぞ。
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| comments(1) | trackbacks(0) | 00:49 | category: 作家別・は行(その他の作家) |
# 「へんないきもの」早川いくを 絵・寺西晃
へんないきもの (新潮文庫)
へんないきもの (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 540
  • 発売日: 2010/05/28
  • 売上ランキング: 183760
  • おすすめ度 4.0


これを読んでから、ここに出てくるへんないきものたちを、
Youtubeで検索したり、しない方がいいですよ。
特に、「ウミグモ」とか、「ザトウムシ」とか、しないほうがいいです。
「オオグチボヤ」とか、ナマコ系も、やめたほうがいいと思うな・・・

とか書いちゃうと検索したくなる人もいるかもしれませんが、
私は止めましたよ。知りませんよ、鳥肌たっても。

うぎゃー。「コモリガエル」も検索しちゃった!!
すごいけどさー。生命の神秘だけどさー、実際見るとすごいな・・・。

・・・まあ、実物見たくなって当然だと思うので、お気をつけてみてくださいね。
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