本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「ふくわらい」西加奈子
ふくわらい
ふくわらい
  • 発売元: 朝日新聞出版
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2012/08/07
  • 発売日: 2012/08/07
  • 売上ランキング: 11435


最近は本屋大賞はメジャー路線にいってしまい個人的には「もう知ってる」作品が多くて
あまり参考にならなくなったのですが、「キノベス」は毎年参考にしています。
で、西加奈子さんは「さくら」を読んで以来読んでないのですが、ピース又吉さんも勧めてるし、と
何作かは買っていたのに何故か読まずに過ごしていて、今回「キノベス」1位と知って
背中を押されて読むことにしました。
西加奈子さん、もっと早くに読んでおけば良かった、とすごく思いました。

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# 「きみはいい子」中脇初枝
きみはいい子 (一般書)
きみはいい子 (一般書)
  • 発売元: ポプラ社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2012/05/17
  • 売上ランキング: 13516


新興住宅地を舞台に、児童虐待をテーマとした5編が連なる連作短編集。

私は母から虐待を受けたことはない。
小さい頃、何かしでかして母に怒られ、門から閉め出されて家に入れなくなり、
しかしこっそり裏口から家に戻って眠っていたら、私が門の前にいないので心配した母が
外を探し回ってから家に帰ってきて私の寝てるのを見て激怒したりとか、
同じく何かしでかして、母が怒って押し入れに閉じこめてみたら押し入れで寝ていたので
激怒されたりとか、そういうことはあったが、まあこのエピソードからもわかるように、
母が激怒するに足りるクソガキだった自覚はあるので、単に叱られただけだ。

まあ自分のことはともかくなんだけど・・・

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# 「その日東京駅五時二十五分発」西川美和
その日東京駅五時二十五分発
その日東京駅五時二十五分発
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2012/07/31
  • 売上ランキング: 15339


西川美和監督の「夢売るふたり」を見てきました。「おもしろかったー」と気軽に言えるような
作品ではありませんが、すごく残るというか、ひっかかる作品でした。
結婚詐欺の話でコメディータッチのところもあるのですが、だんだん夫婦二人に溝が出来てきて、
それが阿部サダヲの目線だけで見事に語られていたり、松たか子の表情、目の変化だけでも
いろいろ伝わってきて、夫婦って難しいし、女の業って難しいなあ、と思いました。
西川監督はいい意味でえげつない、容赦ない人だと思います。

過去2作の映画については、映画と同時期ごろに監督による小説が書かれて、
それがまた映画と違う味わい、ただの映画のノベライズではないちゃんとした小説で、
作家としてもすごいし、映画との相乗効果でお互いにいい影響を与えているという感じで、
同年代女性としてはすごすぎる、しかも美人だし、自分とはレベルが違いすぎて嫉妬すらできん、
という感じをずっと抱いていたのですが。今回は「夢売るふたり」メイキングブックに
書き下ろし小説が収録されているようで、これも読んでみようと思っています。

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# 「九月が永遠に続けば」沼田まほかる
九月が永遠に続けば (新潮文庫)
九月が永遠に続けば (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 660
  • 発売日: 2008/01/29
  • 売上ランキング: 19743


沼田まほかるさんは、去年くらいから本屋で急にすごく見かけるようになって、
どうやらブームがきたみたいで、ちょっと意外でした。
「猫鳴り」を読んだことがあり、すごくいいお話だったけれど、動物好きが読んでると
最初はぞっとする展開だったりもしたので、あまり一般受けする作家さんでは
ないような気が勝手にしていました。失礼いたしました。
ということで、遅ればせながらブームに乗っかろうと、デビュー作を読みました。

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# 「新解さんの読み方」「新解さんリターンズ」夏石鈴子
新解さんの読み方 (角川文庫)新解さんリターンズ (角川文庫)


三浦しをんさんの「舟を編む」(辞書を作る人々のお話)を読んでいたら、
新解さんの話題が出てきていた。新解さんとは、「新明解国語辞典」のこと。
「舟を編む」を読んで、当たり前のことだけど辞書作りの「中の人」がいることに気づき
(当たり前のことなのにそれまで気にしたこともなかった、すいません)、
だからこそ辞書にも「個性」があることにやっと気づく。
言葉の定義って、数学と違って一つの答えじゃないんだよねー。同じ言葉でも、
人によってどう説明するかは違ってくるはず。そう思うと辞書って俄然面白い。
どうやら個性が強いらしい新解さんが、どんな人(?)なのか、この本を読んで知りたくなって
手に取ってみました。

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# 「神様のカルテ」「神様のカルテ2」夏川草介
神様のカルテ (小学館文庫)神様のカルテ 2

信州の24時間営業を掲げる地方病院で働く医師の栗原一止。
休む暇もない激務で毎日すごい顔で働きながら、様々な患者と出会ったり、
医療現場の矛盾を感じたりして、日々悩み、乗り越えていく。
一止と、写真家の妻のハルとの交流、御嶽荘での個性的な面々とのやりとりも味があるシリーズ。
「2」の方が長い予約期間を経て手元に届いたので、なんとなく2作同時に読んでみました。

最初はちょっと失敗したかなと思いました。主人公一止の一人称で描かれるこの物語、
夏目漱石の「草枕」にかぶれている主人公一止の語りや喋りはことごとく明治時代で、
完全に一人浮いてます。変です。こういう文体の先駆者には森見氏がおり、そうか森見氏も
もしや夏目漱石の影響を!?と思う程度には似ています。ただ、森見氏と違って、
主人公だけがそうなので、違和感このうえなく、慣れるまでだいぶかかりました。
でも、最後の方になると、その語りが何とも言えない味わいを醸し出してるのがわかり、
むしろ「一止はこうでないと」と思うようになります。不思議です。
読み終わったころには「草枕」を購入していました。すごい影響力です。

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# 「どうで死ぬ身の一踊り」西村賢太
どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)
どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 550
  • 発売日: 2009/01/15
  • 売上ランキング: 6584


芥川賞受賞時の、朝吹さんとの受賞ツーショットが面白かった西村さん。
経歴がやたら取りざたされてましたね。あの報道で、朝吹さんより西村さんの方が
気になっちゃった私は、以前芥川賞候補になったこの作品から入ってみることにしました。
(「きことわ」も読んだんですけどね。)
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# 「くすぶれ!モテない系」能町みね子
くすぶれ!モテない系 (文春文庫)
くすぶれ!モテない系 (文春文庫)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 690
  • 発売日: 2011/02/10
  • 発売日: 2011/02/10
  • 売上ランキング: 13161


本屋でみかけて、あーこれネットでちらっと読んだ気がするー、と立ち読み。
立ち読みで終わるつもりが、そこに載っている「モテない系女子」のイラストが
そのまんま私だったので、買って帰ることにした。

ジャージ(ちょっとおしゃれな、と思っている)を着て、メガネ(ちょっと変わった)をして、
前髪そろってて、髪はあえて黒(私は「あえて黒にしてほしいんですけど」と美容師に毎回言って
毎回却下されているので栗色だが)、そしてあぐらかいてる女子のイラスト。
ああ、間違いなく私・・・。
そして後半部分を読むに、「モテない系は雑誌は「InRed」を買う」って書いてあって、
部屋にある雑誌をまじまじと眺めた。うん、最近「InRed」しか買ってません・・・
他の雑誌は服の趣味が合わなくて・・・

ということで、モテない系確定の私でした。それが何か。
そういうわけですので、楽しく読ませていただきました。
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# 「エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集」長嶋有
エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集
エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集
  • 発売元: エンターブレイン
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2007/05/31
  • 売上ランキング: 108451
  • おすすめ度 3.5


タイトルと、フジモトマサル氏の挿絵、そして長嶋有。
なんだこのゆるさは。こりゃたまらん。と手に取ってみる。
最近お疲れかもしれない。私。
それにしても長嶋さんとフジモトマサルさんのコンビは絶妙すぎる・・・。

異色作品集となっていたので「そりゃエロマンガ島だし」と思っていたが、
全体的に、「え、これ長嶋さん?」と思うような短編が集まった短編集。
表題作はむしろ「ああ、長嶋さん。」って感じなんだけれど、
意外だったのはSF短編だった。長嶋さんがSFを書くとこうなるのかあ。新たな発見。
それにしても長嶋さんの作品をほんの2作品しか読んでいないのに、
この「ああ、長嶋さん。」という確信はなんだろう、と自分が不思議である。
ある意味すごく雰囲気の確立された作家さんだと思う。

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# 「幕末バトル・ロワイヤル」「井伊直弼の首」「天誅と新選組」野口武彦
幕末バトル・ロワイヤル (新潮新書)井伊直弼の首―幕末バトル・ロワイヤル (新潮新書)天誅と新選組―幕末バトル・ロワイヤル (新潮新書)

今年の大河ドラマ、面白いですよね。「龍馬伝」。
岩崎弥太郎が目立ちすぎて、「弥太郎伝」じゃないか、と突っ込みたくはなるのだけど
新しい手法で描かれてて見ごたえがあります。役者も脇が達者だし。

ってなわけで、幕末についてこの機会にトータルに思いだしておきたくて、
この新書を手にとってみました。3冊読んでも、まだまだ幕末はこれから、と
いう感じで、続きが大変楽しみですが、楽しく読みました。


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