本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
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# 「巨鯨の海」伊東潤
巨鯨の海
巨鯨の海
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2013/04/18
  • 売上ランキング: 3514


読んだ時から「これは直木賞でしょ!」って思ったらやっぱり直木賞候補になりました。
ここは是非恩田陸とのW受賞でお願いしたいな。と勝手に思っています。

「城を噛ませた男」「国を蹴った男」と、伊東氏の「マイナー武将シリーズ」(勝手に命名)を
読んで、さて次はと思ったら、今度は和歌山県太地町の鯨漁がテーマの連作短編。
戦国武将の短編も、一般的に知られていない人を取り上げたり、と歴史ものをよく読む私も
すごく新鮮に思える題材を書いてくれる人で興味は尽きなかったが、次は鯨漁とは!
太地町で鯨取るのは知ってたし鯨博物館も行ったことあるけれど、
その歴史についてとか、全然知らなかった。
そういえば、「城を噛ませた男」でも、鯨漁をしている場所での話があったなあと思い出しました。
太地町ではなかったけど。

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# 「杏のふむふむ」杏
杏のふむふむ
杏のふむふむ
  • 発売元: 筑摩書房
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2012/06/09
  • 売上ランキング: 20218


芸能人の本を読むのは久々です。大ファンの堺雅人氏のエッセイを読んで以来です。
杏さんについてはずーっと興味がなくて、渡辺謙さんの娘かあ、ふーん、似てないなあ、って
程度だったんですけど、自分のなかで認知されたのはドラマ「ジョーカー」を見てからかなあ。
(やはり堺雅人が絡むわけですが)
なんかこの人がんばってるやん、ってその時思って、「妖怪人間ベム」のベラ役がはまってたのも
おお、って思って、そのあたりから何となく気になり始めました。

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# 「セシューズハイ ―議員探偵漆原翔太郎―」天祢涼
セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎
セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2013/01/24
  • 売上ランキング: 50667


「リーガル・ハイ」というドラマが大好きです。堺雅人さんが主演だったので、
なんだかドタバタコメディっぽくてつまんなさそう、と思いながらも一回目を見てみて、
すっかりはまりました。ドタバタコメディには違いないのですが、主役の古美門弁護士の
言うことが時々すごく深くて、正義とは何かとか、いろんなことを考えさせられる
良質なドラマでもありました。脚本家の古沢良太さんも素晴らしいし、
正義か悪かわからない古美門のキャラを魅力的に仕上げた堺さんも素晴らしい。

って、本の感想とはぜんっぜん関係ないのですが、でもこの本を見たときに最初に思ったのが
「リーガル・ハイ」のパクリか?という疑惑でした。タイトルがそれっぽいし、
破天荒な二世議員と真面目な秘書とのコンビが事件を解決すると言うではないですか。
意識してるの間違いないよね、と勝手に思い、何となく比べながら読んでしまいました。

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# 「国を蹴った男」伊東潤
国を蹴った男
国を蹴った男
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2012/10/26
  • 売上ランキング: 64004


前作「城を噛ませた男」が面白かったので今作も手に取ってみました。
どちらも直木賞候補、今作は吉川英治文学新人賞受賞。おめでとうございます。
いつも思うけど吉川英治文学新人賞って全然「新人賞」ではない貫禄がありますよね・・

「城を噛ませた男」「国を蹴った男」、両方等も個人的に勝手に「マイナー戦国武将シリーズ」と
名付けてます。歴史小説ではほんの少ししか出てこない、例えば司馬遼太郎作品だったら
一瞬だけ出てきて「以後、関ヶ原では豊臣方につき、○年、没。」程度の、生涯の概略だけ
書かれて出番おしまい、みたいな人たち。そういう人たちが主役になっている。
それだけでいつも慣れ親しんだ戦国時代が全く違う味付けになって、視点が変わるだけで
ここまで違うんだ、と新鮮なんですが、今回「国を蹴った男」では、どちらかというと
戦国時代では負けた人たち、が主役を張っている印象でした。
でも惨めな印象はない。(まあ、ある人もいるけれど・・)。戦で負けたからと言って、
人生で負けたわけじゃない、そういう人たちを描いてるのかなあと思いました。

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# 「何者」朝井リョウ
何者
何者
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2012/11/30
  • 売上ランキング: 401


直木賞受賞おめでとうございます!いいなああの若さで直木賞、順風満帆なのに
他の仕事もちゃんとやってるってなんて堅実なんだろう。彼氏になってほしい、イケメンだし、と
好感度高すぎる朝井リョウ氏、「桐島」しか読んだことなかったですが早速読んでみました。

読み終わっていい意味で好感度下がりました。そうだったこの人見かけによらず
中身は屈折してるんだった、でも屈折した人の方が面白い!ということで、結局は
また好感度アップです。嫌な人です、朝井氏は(褒めてます)。
おかげさまで私の嫌なところも全部見せられた気になった嫌な小説でした。
だからこそ、面白かったしスリリングでした。改めて直木賞おめでとうございます。

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# 「光圀伝」冲方丁
光圀伝
光圀伝
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 価格: ¥ 1,995
  • 発売日: 2012/09/01
  • 売上ランキング: 7057


待ってました!!「天地明察」を読んだころから「次は水戸光圀」と情報が出ていて
そこからずっと待っていました。読めて嬉しいです。

水戸光圀と言えば水戸黄門。読み始めからずっと「人生楽ありゃ苦もあるさー」と
脳内で助さんと格さんがずっと歌い続けて邪魔でしょうがなかったのですが、
最初のページから何やら違う。水戸黄門のイメージと違う殺伐としたシーン。
ある男を殺害する光圀がいて・・・。彼らの間に何があったのか?
物語は光圀幼少時代に遡り、最初に何があったのかを解き明かしていくような感じになってます。
序盤から物語にわしづかみにされ、読み進めました。

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# 「本にだって雄と雌があります」小田雅久仁
本にだって雄と雌があります
本にだって雄と雌があります
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2012/10/22
  • 売上ランキング: 16934


タイトルに惹かれて読むことにしました。本に雄と雌?
あらすじを読んだら「本棚に本を並べていたら間に本が増えていた」って
それって確かに雄と雌があるからだしタイトルそのまんま。どんな話?

わが家でも確かに本は増えている。1冊読んだら3冊買うみたいな生活してるし
読んだ本をすぐ捨ててるわけでもないから、そりゃ増える。新しく買った本棚もはみ出してる。
そういうときの言い訳に「本が勝手に増えるのよ」って言いたいのは読書好きなら
誰でもそうだろう。でもそれを地でいっちゃう小説があるとはね。

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| comments(0) | trackbacks(0) | 14:27 | category: 作家別・あ行(その他の作家) |
# 「ブラック・アゲート」上田早夕里
ブラック・アゲート
ブラック・アゲート
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2012/02/18
  • 売上ランキング: 228257


上田早夕里さんは今年になってやっと読み始めて好きになった作家さんです。
重厚な世界観だけどキレのある短編集も、世界をまるごと作ったかのような長編も
ダイナミックですごい迫力。どうしていままで知らなかったのか、という感じです。
新刊もそういうわけで読みました。

今回は人食い蜂と人間の戦いがテーマです。人を刺し、体内に子を産み、子が成虫になって
人の皮膚を破って出てくる頃には、人は衰弱して死んでしまう。アゲート蜂と呼ばれる
恐ろしい蜂が日本や世界を浸食するさまを描いたSFパニック長編です。

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# 「烏に単は似合わない」阿部智里
烏に単は似合わない
烏に単は似合わない
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,418
  • 発売日: 2012/06/24
  • 売上ランキング: 107961


松本清張賞を最年少の20代の女性が受賞した、ってことで、どんな渋い女の子よ、と
思ったけれど本の表紙を見たらきゃぴっとしているし全然渋くない。
松本清張賞ってすごい渋い、いぶし銀のイメージがあったので拍子抜け。
(調べてみると、選考委員も桜庭さんとか石田衣良氏とかだし、あんまり渋くない・・・)
なんだ誤解か?でも松本清張賞よ、この表紙でいいのん?と思いながら読み始めました。

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# 「スープ・オペラ」阿川佐和子
スープ・オペラ (新潮文庫)
スープ・オペラ (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 700
  • 発売日: 2008/05/28
  • 売上ランキング: 280619


ルイ、35歳、独身。母親は亡くなり父親は不明。母の姉である「トバちゃん」に育てられた。
トバちゃんとはトウコおばちゃんの略。トバちゃんも独身だったけど、60代を前にして
突然若い医師と恋に落ち、家を出て行ってしまう。広い家でひとりぼっちで住み始めたルイだが、
いきなり庭にやってきた画家のトニーさん(初老の日本人男性)と、家が気に入ったと言う
編集者バイトの康介が、いきなり家に住むことになって、奇妙な三人の生活が始まる・・・

阿川さんも好きだし(TVタックルで、人がどれだけ喋っててもぶった切って仕切るのが
すごくいいですよね。雰囲気も好き。作家としてはまだ2冊しか読んではいないのですが)、
表紙の雰囲気も「スープ」がテーマってのも、なんだかいいなと思って、読んでみました。


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