本を読む女。改訂版

関西弁でだらだらと本の感想書いてます。
<< May 2012 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# 2012年04月に読んだ本
2012年4月に読んだ本です。

031「仙台ぐらし」伊坂幸太郎
032「晴天の迷いクジラ」窪美澄
033「サニーサイドエッグ」荻原浩
034「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」桜庭一樹
035「檸檬のころ」豊島ミホ
036「クレヨン王国の十二ヶ月」福永令三
037「NOVA2」大森望編


全部で7作品。

積読 6/19(年間累計)
翻訳 0/3(年間累計)

続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:57 | category: 読書計画(月間読了本一覧) |
# 「NOVA2」大森望編
NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
  • 発売元: 河出書房新社
  • 価格: ¥ 998
  • 発売日: 2010/07/02
  • 売上ランキング: 162704


第二弾、やっと読めました(もう第7弾まで出てますね・・・)。
ちょっとSFでも読みたいがあまり長編でがっつりはきついなーって時に
つい手が出るアンソロジー。
かなり本格なものからふざけたものまでバリエーションも豊富で、飽きずに楽しめます。
いいシリーズです。

NOVA1では、学校のクラスメイトが集まってわいわい騒いでふざけてる、って
印象が少しあったのですが、NOVA2は大人の異業種交流会でまじめに語ってる印象でした。
集める作家さんのキャラで本の色合いがだいぶ違うのも面白いです。
正直、個人的には1の方がはまりました。私はおふざけ系が好きなんでしょうね。
でも、2には背筋がぞくぞくするような短編もあったし、どちらもよかった。

法月さん、宮部さん、小路さんなど、あまりSFの印象がない人が書いてるのも楽しい。
(宮部さんは「蒲生邸事件」などの傑作SFやファンタジーなんかも書かれてますが、
全部堪能すぎてジャンルのイメージがないです。どっちかというとミステリかな・・・)

さて、1作ずつ感想を。
続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:52 | category: アンソロジー・他 |
# 「サニーサイドエッグ」荻原浩
サニーサイドエッグ (創元推理文庫)
サニーサイドエッグ (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 903
  • 発売日: 2010/05/22
  • 売上ランキング: 96854


読もうと思ったきっかけは東野圭吾「歪笑小説」でした。
その小説では熱海圭介という作家が出てくるのだけど、「ハードボイルドな主人公が
ありえないことをしでかす御都合主義なB級小説」を書いているという設定で、
「くさやと同じだよ、癖になる人は癖になるんだよ」とまで編集者に言われてたりする。
どんなんやねん、と笑って読んでいたのだけど、ふと似たような小説を読んだなあと
思い出した。それが荻原さんの「ハードボイルド・エッグ」でした。

「ハードボイルド・エッグ」は、チャンドラー作品の登場人物、フィリップ・マーロウにかぶれて
ハードボイルドを気取っている探偵がいて、でも調査は猫探しばっかり、っていう、
言動と行動がすごく空回りしてて、そこが笑える小説なんだけど、それを思い出したのです。
熱海圭介は素で痛い小説を書いてる設定で、荻原さんはネタで書いてる、って違いはもちろんあれど、
笑える点では似たようなもの、そんなわけで急に読みたくなって手に取ったのが、
続編「サニーサイドエッグ」でした。
続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:48 | category: 作家別・あ行(荻原浩) |
# 「仙台ぐらし」伊坂幸太郎
※ビーケーワンで入手しました。
ネットではビーケーワンでしか買えないようですので御参考までに。
そういうわけで、あえてAmazonのリンクは貼っていません。
ビーケーワンのリンク先はこちらとなります。


あの大震災のあと、仙台在住の伊坂さんは大丈夫かな、とかなり心配になりました。
ツイッターで情報が流れてきて、伊坂さんは無事だというのがわかり、ほっとしました。
他にも福島出身の作家さんがいたり(冲方丁さんとか)するのですが、ご出身を知ったのは
震災後でしたし。

伊坂さんは地域密着型な作品が多くて仙台=伊坂さん、って感じですよね。
映画では仙台ロケもしていた「ゴールデンスランバー」や、その他の作品に出てくる仙台が、
震災前と現在とでは様相が変わってしまったんだろうな、ということに、胸が痛みます。

そして、震災後、作品が出ない中、伊坂さんがどういう作品を書いていくのかな、と
いうことにも、いろいろ思いを巡らしたりしていました。
地元密着で作品を書いていた作家が、その地元が変わってしまったらどうするんだろう?
同じ立場に置かれたらきっと凹むだろうなと思ったので、心配な気持ちでした。

しかし、これを読んで、そんな心配は杞憂だったな、と思いました。
そもそも、私が心配するようなことじゃないんだな、とも思いました。

続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:44 | category: 作家別・あ行(伊坂幸太郎) |
# 「檸檬のころ」豊島ミホ
檸檬のころ (幻冬舎文庫)
檸檬のころ (幻冬舎文庫)
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 560
  • 発売日: 2007/02
  • 売上ランキング: 254031



もう私は37歳なのもあって、最近は特に青春小説にはそそられなくなりました。
最近、積読の整理をしていて、ジャンル別に積読をわけてみたのだけど、「恋愛・青春」箱に
けっこうな数の本が入り、ちょっと途方にくれました。昔はよく買ってたのね・・・

青春ものでも陰湿ないじめ系とか、恋愛ものでも不倫系とかナボコフ「ロリータ」とか、
そういうどろどろ系や変態系のはまだ読みたいんだけど、スポーツ系とか、爽やか恋愛系とか、
そういうのに食指が動かなくなってしまい、汚れちまった悲しみに・・・、って気分。
でも積んであるし何か読もう、あ、そういえば豊島さん読んでなかった、という理由で、
あまり気が進まないモードでこの本を手に取ったのでした。

前置きが長くなったけど、そんな風に読み始めたこの本が、すごく良かった。
青春ものも(この年でも)やっぱり悪くないですね、と思うに至りました。
ジャンル食わず嫌いはよくないですね。

続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(1) | 23:40 | category: 作家別・た行(その他の作家) |
# 「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」桜庭一樹
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)
  • 発売元: 富士見書房
  • 発売日: 2004/11
  • 売上ランキング: 148258


今は角川から大人向けの文庫が出ていますが、私は富士見ミステリー文庫で読みました。
表紙もこんな感じだし、カラーのイラストとか挿絵とか入っていて、昔コバルト文庫を
読みあさっていた頃を思い出して、ちょっとこそばゆくなりました。
しかし私が中学の頃にはここまでブラックなものは読んでいなかった・・・。
ほんわかした挿絵に反して、物語は残酷でした。

続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:05 | category: 作家別・さ行(桜庭一樹) |
# 「晴天の迷いクジラ」窪美澄
晴天の迷いクジラ
晴天の迷いクジラ
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2012/02/22
  • 売上ランキング: 1816


窪美澄さんは話題の作家だ。デビュー作で山本周五郎賞を受賞したり、映画化されたりしている。
その本「ふがいない僕は空を見た」を私は読んでみて、集中して読み終えたし、
良かったとは思ったんだけど、この作家さんが自分に合うか合わないか、
いつもすぐにわかるのに、なんかぴんとこなかった。どうしてかはわからない。
「ぴんとこないということは、この作家さんとは合わないのかな」って思ってた。

そういうわけで、この本を手に取った時も、「自分に合うか合わへんかもわからんのに
流行の作家だからってとりあえず読む自分ってどうなん」って自分につっこんだし、
題材もネットでちらっと見ると暗そうな感じだし、読むのどうしようかな、と一瞬迷った。
でも迷いながらとりあえず1ページ目を読んでみて、すっとのめり込んで夢中で読み、
読み終わったら泣いていました。読むのやめなくて本当に良かったです。

続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 21:58 | category: 作家別・か行(その他の作家) |
# 「かなたの子」角田光代
かなたの子
かなたの子
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2011/12
  • 売上ランキング: 125387


角田さんの小説なので、と思って何の情報も持たずに読んだ。
驚いて、著者を再度眺めた。角田光代さんだよね、これ・・・
普段の角田光代さんを思って読むと裏切られる短編集でした。
もちろん、悪い意味ではないです。こんな引き出しもあるんだなあと思いました。

ホラー短編集、かな。きゃー!!っていう怖さではなくて、背筋がぞくっとするような
そういう怖さを集めた短編集という印象でした。
洋画じゃなくて日本映画。しかも「リング」よりも「呪怨」みたいな。そういうイメージ。
湿気を感じました。

続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 21:54 | category: 作家別・か行(角田光代) |
# 「けむたい後輩」柚木麻子
けむたい後輩
けむたい後輩
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2012/02/24
  • 売上ランキング: 39456


柚木麻子さん4作目です。なんだかんだで新作出たらすぐに読んでます。
今回の表紙はアンニュイでいい感じですよね。けむたい感じだし。
タイトルは最初見たときちょっと違和感っていうか、タイトルっぽくない感じがしたんだけど、
読み終わると、「けむたい」はタバコの煙と、人間としての「けむたさ」をいい具合に
掛け合わせてて、ぴったりかもしれない、と思いました。

栞子は有名翻訳家を父に持ち、中学の頃に発表した詩集「けむり」が少し話題になって、
大学生になっても芸術家のような雰囲気を漂わせてタバコを吸っている。
たまたま出会った清純な大学の後輩真実子は昔「けむり」を読んでいて、
栞子が作者とわかると猛烈に心酔し始めるのだが・・・。
真実子を心配する同郷の美女、美里も絡んで、真実子の大学生活が描かれていく。

続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:43 | category: 作家別・や行(その他の作家) |
# 「雪の練習生」多和田葉子
雪の練習生
雪の練習生
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2011/01
  • 売上ランキング: 47171


ツイッター文学賞で4位で、初めて本の存在を知りました。それで読んでみて、
本読みでツイッターをする人たちのアンテナの確かさにうなりました。
私はまだまだ修業が足りません。いい作品でした。教えてもらえて良かった。

多和田葉子さんは、私の中では芥川賞受賞の「犬婿入り」だけ手元にあるけれど
まだ読んでない、ってくらいの作家さんで、どんな方かほとんど知りませんでしたが、
これを読んだことで俄然興味がわいていろいろ調べてみました。
ドイツにお住まいで、ドイツ語と日本語で小説を発表しておられるようで、
世界的に翻訳されている作家さんだそうです。知らなくてすみません、って感じでした。



続きを読む >>
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:02 | category: 作家別・た行(その他の作家) |
NOW READING
ざれこの今読んでる本
Categories
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Profile
Search this site
Sponsored Links